
▲クリスチャン騎手もコロナ陽性と判明、弟への思いを語ります (C)netkeiba.com
今週は読者の方からいただいた質問にお答えします。日本でもそうですが、ヨーロッパでも新型コロナの感染者が激増。その影響はフランス競馬界にも波及し、スミヨン騎手、メンディザバル騎手に続き、弟のクリスチャン騎手も陽性と判明。短期免許も白紙になってしまいました。「今年の年末年始は日本で過ごす」とミルコ騎手。今の心境を語ります。
(取材・文=森カオル)
※このインタビューは電話取材で行いました。
Q「クリスチャン・デムーロ騎手の凱旋門賞優勝、おめでとうございます。コラムを読んで感動しました。まだご本人とは会えていませんか? お正月はイタリアに帰られる予定ですか?」(たつのり君さん)
ミルコ うん、会えてないです。会いたいね、とっても会いたい。クリスチャンの凱旋門のもお祝いもしたいし、あとはやっぱりお母さんが…。お父さんが9月に亡くなってひとりになってしまったから、とっても心配です。だから、イタリアには帰りたいけど…。コロナがあるから、ちょっとどうだろうね。
──日本もそうですが、ヨーロッパでもまた感染者が激増していますね。
ミルコ そう、すごく増えてるね。この前ね、クリスチャンもコロナの検査をしてポジティヴになっちゃった。
──えっ? そうだったんですか!?
ミルコ そうなの。日本に来たこともある(イオリッツ・)メンディザバルって覚えてる?
──もちろんです。
ミルコ クリスチャンとメンディザバルは、ジョッキールームの席が隣同士なの。で、メンディザバルがポジティヴだったから、そのときは元気だったけど一応検査をしましょうということで検査をしたら、やっぱりクリスチャンもポジティヴで。ローマで騎乗する予定があって、「やっとお母さんに会いに行ける」ってすごく喜んでいたのに乗れなくなってしまった。