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【有馬記念展望】「ラヴズオンリーユーの復活は、僕が一番期待してるよ!」

  • 2020年12月22日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲ラヴズオンリーユーと挑む有馬記念への意気込みを語ります! (撮影:下野雄規)


今週末はいよいよ有馬記念。ミルコ騎手のパートナーはラヴズオンリーユーです。昨年のオークス以降は悔しいレースが続いていましたが、前走のエリザベス女王杯では“らしさ”も見られました。かつてのパートナー、ラッキーライラックと最後の対決でもある一戦、ミルコ騎手の胸の内とは?

(取材・文=森カオル)

※このインタビューは電話取材で行いました。

ラッキーライラックは強い馬、それはよくわかってる


──早いもので、有馬記念が目前に迫りました。パートナーのラヴズオンリーユーは、前走のエリザベス女王杯(3着)で久々に“らしさ”が発揮されたように思うのですが、改めてレースを振り返って。

ミルコ ずっといいところで走れたし、道中の手応えもよかったです。ただ、3コーナーのところで、一瞬のうちにちょっと下がってしまった。その間に、勝ったラッキーライラックはスムーズに上がっていって、僕、後ろになってしまいましたね。僕もあそこでスムーズに上がっていきたかったんだけど…。

──確かに、それまで後ろにピッタリとつけていたルメール騎手との位置取りが入れ替わったシーンがありましたね。

ミルコ うん。あそこがポイントだったと思う。4コーナーでも僕は後ろのままで、その時点での手応えも……まぁいつも通りね。最近は坂路でもズブいんです。だから、エリザベス女王杯でも早めに動かしていきました。

──早めに手が動き出した割には、直線はいい脚で伸びてきましたよね。

ミルコ そうなんです。直線に向いた時点で「ああ、これは伸びる!」という手応えで、「これならつかまえられる!」と思ったんだけどなぁ。

──レース後のコメントでは、「坂で止まってしまった」と。

ミルコ うん…。でも、エリザベス女王杯はホントに惜しかったです。結果はもちろん残念だったけど、いい走りだったし、勝ったラッキーライラックは強い馬だからね。それは僕が一番よくわかってる。今年の前半はずっとラッキーライラックに乗っていて、その強さをずっと感じていたから。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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