昨年は後続に5馬身差をつけリスグラシューが優勝(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
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こちらからご覧いただけます 今開催、中山芝は開幕から「重め」の馬場コンディション。雨の影響がない、乾いた馬場の時でも路盤の状態が例年と比べても良くない。前開催となる4回中山芝も、夏を挟んだ野芝のみの施行にもかかわらず「重い馬場」コンディションになることが多かった。年末開催もその影響を引きずっている。
今開催の中山芝1800m〜2500mで古馬混合戦はここまで5レース。6番人気以下で3着内に好走した3頭は全て最初のコーナーを6番手以下で通過。
中山芝2000mで行われた先週土曜の12Rは3連単が101万馬券の大波乱。勝ち馬は最初のコーナーを離れた最後方で通過。14番人気の3着馬も最初のコーナーを後ろから2番手集団の位置から追い込んだ。後方待機馬が恵まれている。
さらに、今週日曜の中山は当日に雨もありそうな天気予報。先週までよりもさらに重い馬場コンディションで行われることも想定される。
近年の有馬記念で、雨の影響をうけて馬場コンディション「稍重い〜重い」で行われたのは2018年。
この年はトラックバイアス「 ・差し有利」と判定。勝ったブラストワンピースは最初のコーナー6番手。2着のレイデオロが最初のコーナー9番手。9番人気の人気薄で3着だったシュヴァルグランは最初のコーナー13番手。
後方待機馬、なかでも二桁位置取りになりそうな馬を狙いたい。
ペルシアンナイトはこれまで1800mまでしか勝ったことがない。2500mの距離を不安視して、前半は抑え気味の追走になるだろう。
しかし、戦歴から判断すると決してマイラーだとは限らない。直線の短い小回りコースは得意。
直線の短い小回りコースは得意なペルシアンナイト(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
これまで、芝2000m以上で直線が短いコースには6回しか出走していない。そのうち皐月賞、大阪杯とGIで2回連対。今年唯一の連対となった札幌記念でも2着。
皐月賞は最初のコーナー15番手。大阪杯は最初のコーナー11番手。札幌記念も12頭立ての9番手。
道中でゆったり追走するレースは得意で反応が速い。1600mでは軽めの馬場コンディションや道中のペースが速い流れになると好走できていない。出走は少ないものの芝2000m以上で直線の短いコースを後方から追走する競馬が得意な可能性も秘めている。
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