競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにフェアリーS出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
クールキャット美浦・奥村武厩舎 牝3
▲2020年12月31日撮影
雄大な馬格を誇り牡馬顔負けの迫力。4か月ぶりの前走が14キロ増だったが決して太くは見せず、背丈があって背中もゆったりとしているのでシャープさがあった。活発に乗り込まれている効果もあって、冬場とは思えないほどの肌つやの良さ。切れると言うよりも持久力のありそうなタイプなので、初の中山もプラスに働きそう。
テンハッピーローズ栗東・高柳大輔厩舎 牝3
▲2021年1月3日撮影
華奢な馬なので見栄えはしないが、背腰がしっかりとしていて動かしてのブレがなく、柔軟性のある筋肉で体を大きく使えるのがこの馬のいいところ。気の強そうな顔つきをしているが、関東でのパドックでうるさい面を見せたことはなく輸送もOK。まだまだ体は成長してきそうだが、無駄な脂肪を残さずに仕上がりは進んでいる。
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