競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに根岸S出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
アルクトス美浦・栗田徹厩舎 牡6
▲1月21日撮影
もともと腹袋があってボッテリとした体形の大型馬だが、やはり今回はGIへの前哨戦として余計に余裕を持たせて仕上げられている。その分表情が穏やかで闘争心は欲しいところだが、皮膚の質感が良く体調面は良好そうだ。前重心のスピード体形で距離は短い方が合っており、連対を外したことのない1400mはベストと見る。
サクセスエナジー栗東・北出成人厩舎 牡7
▲1月20日撮影
22キロ体重が増えていた兵庫ゴールドトロフィーだが、映像を見る限り体を持て余している感じはなく、今回の写真を見ても無駄な脂肪を残さずに綺麗な仕上がり。経験豊富でタフに使い込んでも体調の変動は少なく、膨らみある胸前、トモと相変わらず見栄えがして迫力満点のボディーだ。相性ひと息の東京でも軽視はできない。
タイムフライヤー栗東・松田国英厩舎 牡6
▲1月20日撮影
ゆったりとした背中で、個々のパーツにゆとりがあるので体つきを見ると中距離以上が似合う。初の距離をどう乗り切るかだが、