競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに共同通信杯出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
エフフォーリア美浦・鹿戸雄一厩舎 牡3
▲2月4日撮影
胴が長くスラッとシャープさのある大型馬で、もう少し首差しの力強さが出て小顔になれば父エピファネイアに良く似たシルエットとなりそうだ。まだ余裕を残した態勢ではあるが、肌のハリは良好で体調は問題なし。一生懸命に走る性格なので、多少太めの仕上がりでも自分の力は出し切れるだろう。東京ならば1800mも大丈夫。
カイザーノヴァ栗東・矢作芳人厩舎 牡3
▲2月3日撮影
お腹と背中のラインに父モーリスを感じさせ、距離の延長はプラスとはならない馬体のイメージ。首が長めでトモが薄い現状が上体が上ずり頭の高い走法となってしまう要因か。皮膚が薄く無駄な脂肪を残さずに好仕上がりで、肌の質感の良さから体調の良さも感じ取れるが、今回の舞台設定が向くとはあまり思えない。
キングストンボーイ美浦・藤沢和雄厩舎 牡3
▲2月3日撮影
兄のエポカドーロ同様に胴が短く母系の血を感じさせるが、