競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに中山記念出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
ウインイクシード美浦・鈴木伸尋厩舎 牡7
▲2月17日撮影
年齢を重ねた影響もあり、若い頃のシャープさがなく全体を厚ぼったく見せるようになってはいるが、今回はいつも以上に腹目がボッテリと映る。綺麗な肌質で見栄えのいいタイプとしては毛づやももう一つといったところ。体重の変動は少なく、癖のない仕上がりやすい馬なのだが、1週前の雰囲気は物足りなく感じる。
クラージュゲリエ栗東・池江泰寿厩舎 牡5
▲2月17日撮影
爪の不安で長い休みがあった馬でエクイロックスを塗布。体重に変わりなく体のシルエットの変化もないのは、早い時期から完成されていたこともあるだろう。父キングカメハメハらしさはあまりなく、脚が長く背中にもゆとりがあり距離に融通の効きそうな体形。筋肉の輪郭がしっかりと浮き出ていて仕上げにも苦労はしない。
ケイデンスコール栗東・安田隆行厩舎 牡5
▲2月17日撮影
体高は低めだが窮屈なところがなく、背中もしっかりと使えて可動域が広いので決してマイルまでの馬とは思えず距離延長はOK。