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【弥生賞予想】前走条件戦組で買える馬は?

  • 2021年03月02日(火) 12時00分

能力が秀でていなければ厳しい


 弥生賞はダノンザキッド絶対のムード。できれば相手を絞りたいものである。

 そこで、今回は登録馬のうち過半数を占める前走条件戦組(新馬・未勝利を含む)から絞れる条件を考えてみたい。

 先に結論から言うと、前走で上がり最速、せめて2位は出しておきたいところだ。

 過去10年の弥生賞に出走した前走条件戦組は[2-3-0-46]。基本的においしいグループではないので、ここから多くの馬にシルシを回したくない。

 [2-3-0-46]のうち、前走で上がり最速をマークしてきた馬は[2-1-0-16]、2位は[0-2-0-6]。3位以下は[0-0-0-24]で一切来ていない。

 前走オープン組は前走先行して上がり3位以下で残したような馬も弥生賞で好走しているので、事情が異なる。条件戦の場合、ある程度位置をとっても上がり上位で来るくらい能力が違わなければいけないということだろう。

 前走上がり最速と2位を合わせると[2-3-0-22]。そのうち新馬・未勝利組は[0-1-0-12]で1勝クラス組は[2-2-0-10]。1勝クラス組だけを取ると割り切ってもいいだろうし、14頭中4頭連対なら悪くない。

 今年の該当馬は前走上がり1位のシュネルマイスターと2位のワンデイモア。この2択は難しい。前走上がり順位だけならシュネルマイスターだが、キングマン産駒なので距離がどうか。ワンデイモアは0.1秒差とはいえ2位。ただこちらは距離は大丈夫だし配当がつく。

 まあこの2択は本命党穴党それぞれの趣味で決めてもいいだろう。個人的にはダノンザキッド→前走オープン組←→この2頭のいずれか、のような買い方をしてみたいと思っている。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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