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【阪神大賞典予想】卍氏も一度引退に追い込まれた“悪魔のささやき”とは?/第22回

  • 2021年03月17日(水) 18時00分
万馬券を当てたらガッツポーズ! 5万馬券を当てたら大興奮! 10万馬券を当てたら狂喜乱舞! それが競馬の醍醐味であり、3連複、3連単を買う多くのファンが目指すところです。しかし、その快感を追うあまり見失ってしまいがちなことがあります。
今回は、先週の反省を踏まえて、初心にかえった予想をしたいと思います。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)

均等買いで高配当を狙うスタンスは難しい


編集K3(以下、K3) 先週はなんとも言えない結果になりました。

「儲かる軸馬」のエイシンヒテンが出遅れちゃいましたね。

K3 あれもそうなんですが、僕は他に謝らなければならないことがあって……。

 なんですか?

K3 フィリーズレビューにするか、金鯱賞にするかって話で、総合妙味度を見せてもらったじゃないですか? 金鯱賞当たってましたね……。「儲かる軸馬」がデアリングタクトで、相手がポタジェ、サトノフラッグ、サンレイポケット、ジナンボー、ギベオンでしたから。

 そう言われたらそうですね。気付きませんでした。

K3 僕が「穴を狙いたい」と言ってフィリーズレビューにしたせいで、僕の卑しさのせいで、このコラムを見てくださっている方々にも迷惑をかけてしまったんです。しかも、登録馬27頭もいてどの馬が出走するかもよくわかってないのに、大荒れがあるんじゃないかと勝手に思い込んで。本当に反省しています。

 なんか病んでますね。エイシンヒテンの妙味度が122.2もあったから、そっちを選ぶべきだったと思いますよ。

K3 卍さんの話をこれだけ聞いているのに、僕の中にまだ固定観念があるんですよ。「少頭数+軸堅い=儲からない」みたいな。

 確かに、必ずしもそうとは限らないですね。高配当を獲ることは大事ですけど、高配当に頼りすぎると良くないって前にも言いましたよね。

K3 そう言われると思っていました……。

 均等買いで高配当を狙うスタンスって難しいんですよ。私も期待値の高いオッズゾーンの目だけをピックアップして、100円ずつ買っていた時期がありましたが、それだと収支の波が大きくなるんです。たとえば、万馬券が当たったときは回収率が高いんですが、安い配当がちょこちょこ当たっているだけだと、1日単位でマイナスになります。同じように、週ごとも月ごとも収支のムラがありました。結局、20倍も200倍も同じ金額で買っていると波が激しくなるんですよ。

K3 だからこそ、資金配分をして払い戻しが均等になるように買ったほうがいいということですね。ちなみに、卍さんが100円均等買いをしていたのは、いつ頃の話ですか?

 2000年くらいですね。指数も今の卍指数とはだいぶ違っていました。その後、数十万円負けて、一旦引退したんです。

K3 そうだったんですね。

 はい。そこからしばらく休んで、2004年の途中から今に近い形でやり始めて、2004年はプラス1000円でした(笑)。

K3 そして、2005年からはあの快進撃ですもんね。今後、GI週以外は、なるべく資金配分できるようなレースを選びたいと思います。

 期待値の高い目が多くなることは悪いことじゃないんですけど、それを均等配当で買うためには資金力が必要ですからね。

K3 わかりました。では、今週のレースを選びましょう。ここは迷う要素がありません。スプリングSはジョッキー未定の馬が多いので、阪神大賞典でお願いします。

 はい。阪神大賞典の総合妙味度は以下のようになっています。

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卍

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2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

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