こっちを見てる!? 涼しげな顔のシゲルピンクルビー(C)netkeiba.com
フィリーズレビューを制したのは8番人気のシゲルピンクルビー。鞍上の和田竜二騎手は姉シゲルピンクダイヤの主戦でもあり、同馬では2着が3度あるものの重賞制覇にはあと一歩届いていませんでした。今回の勝利には惜敗続きの姉から得た経験が大きかったのでは、と哲三氏は語ります。今週は週末に行われた3つの平地重賞について、それぞれの勝ち方を哲三氏が振り返ります。
(構成=赤見千尋)
「姉でやりたくてもできなかったことができたのでは」
フィリーズレビューは8番人気だったシゲルピンクルビーが勝ちました。騎乗した和田(竜二)君は初コンビでしたが、お姉さんのシゲルピンクダイヤには何度も乗っていて、操縦性や機動性という部分でこの馬の方がレースがしやすいのではないかと感じました。
今回はメンバー的に抜けた存在がいなくて上手く立ち回った馬が勝つだろうなと考えていました。和田君の騎乗は阪神の1400mで何個かあるうちの勝ちパターンにしっかりはめ込んだなという印象です。3枠5番からのスタートで、内に潜り込み過ぎず、4コーナーを回ってからも外に出し過ぎず、枠なりのまま周りの馬たちとも同じような間隔で進みました。
道中の走らせ方はさすが和田君という感じで安定しているんですよね。経験の少ない若手ジョッキーだと、