今の阪神競馬場はコースレコードも出るほどの高速馬場(写真は先週末の毎日杯)(c)netkeiba.com
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こちらからご覧いただけます 今季の阪神は既に14日間の開催を終えたが、芝は開幕当初から路盤の状態が非常に良い。その状態を先週もキープしている。
週中降雨の影響がほとんどなかった先週土曜はメインレースの毎日杯の勝ち時計がコースレコードの1分43秒9。JRAの芝1800mレコードとも同タイム。走りやすく、軽めの馬場コンディションになっている。
今の馬場コンディションの特徴は道中の追走負荷がかからないこと。毎日杯も1000m通過が57秒6と常識的に考えればハイペース。道中で負荷がかかる馬場でこのペースなら上がりタイムは出ない。ところが、負荷がかからない馬場のためレース上がりも34秒4と速い。
同日に外回りで行われた9Rと10Rは比較的ゆったりとした流れになって、どちらもレース上がりが33秒台。緩いペースになればそのぶん速い上がりを出せるため、脚があれば後方からでも届く。古い馬券格言「高速馬場の前残り」には当てはまらない(最近のJRAの芝は高速馬場でも末脚が決まる詳しい理由は単行本をご参照いただきたい)
末脚が決まるために、紛れも少ない。土曜阪神芝では5レースのうち1番人気が4勝、2番人気が1勝。連対した10頭のうち8頭が2番人気以内。全馬が実力を発揮できる公平な馬場状況だ。
今週日曜は不安定な天気予報になっているが、降ったとしても雨量としては少なそう。今の良好な路盤の状態であれば、多少の雨では馬場の状態への影響はほぼないだろう。先週土曜ほどの高速馬場ではないにしろ、大差ない馬場コンディション、状況になることが想定される。
近走の内容が優秀なグランアレグリア(c)netkeiba.com
グランアレグリアは近走の内容が優秀。阪神カップ以降は道中を冷静に走れており、距離や馬場が異なるにもかかわらず、近5走は前半600mの追走ペースがほぼ同じ。そして、直線は鋭く伸びている。鞍上の指示にも従順になっており、仕掛けられてからの反応がとにかく速い。
今回は初の中距離戦になるが、近走と同様のペースで走れば、先行するのは確実。逃げることも考えられる。近走のような走りができれば、距離が延びることに不安はない。他馬に左右されないスムーズなレースをできることを考えると、この距離はむしろ向いているだろう。先行し、尚且つ直線でも伸びるとなれば、他馬が付け入る隙はない。
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