▲テルツェットで制したダービー卿CTを回顧 (撮影:下野雄規)
4/3のダービー卿CTをテルツェットで制したミルコ騎手。意外なことに、重賞を勝つのは11カ月ぶり。JRA通算1100勝の節目にもなったこの勝利を、これまでの苦しさもにじませながらじっくり回顧します。
そして後半は、皐月賞の展望。騎乗停止中の松山騎手に代わり、グラティアスの騎乗機会が巡ってきました。過去2戦で手綱をとった盟友ルメール騎手からも情報を得て、皐月賞5勝目を狙います。
(取材・構成=森カオル)
※このインタビューは電話取材で行いました
とってもかわいいテルツェット
──ダービー卿CTをテルツェットで勝利。久しぶりの重賞制覇となりましたね。
ミルコ はい、ありがとうございます。よかったです、ホントに…。とってもうれしかった。1100勝も達成できたしね。重賞を勝つのは、やっぱりうれしい。特別です。
▲「重賞を勝つのは、やっぱりうれしい」とミルコ騎手 (撮影:下野雄規)
▲JRA通算1100勝の節目にもなった特別な勝利 (撮影:下野雄規)
────昨年のNHKマイルC(ラウダシオン)以来の重賞勝ちで。1年近く重賞勝利から遠ざかっていたことに改めて気づいて、ああ、そうだったかと。
ミルコ そうですよ。だから、ゴールの瞬間はもう…。本当にうれしかった。僕のこと、みんな活躍しているイメージを持っているから気づかないかもしれないけど、11カ月も勝ってなかった。いやぁ、大変ですよ、ホントに(苦笑)。でも、僕はあきらめない。勝ちたいし、上手くなりたい。それだけです。
──テルツェットには初騎乗でしたが、どんなイメージを持っていましたか?
ミルコ レースまでに勉強していて思ったのは、すごく一生懸命な馬だなっていうこと。とってもかわいいなと思いながら、(過去の映像を)見てました。いつも一生懸命に走っているからね。それに、ダービー卿は53キロだったから、楽しみだなと思ってました。