競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにフローラS出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
ウインアグライア美浦・和田雄二厩舎 牝3
▲4月14日撮影
牝馬らしいシャープで無駄のない体つきをしているが、ひと息入れた分で全体には余裕が残り表情もおっとりとしている。胸前に比べてトモが薄い体形はマツリダゴッホ産駒の特徴で、スピードの持続力はあるタイプ。馬体のインパクトはなく、体を膨らませて成長してくるイメージもないが、真面目に一生懸命走る性格と豊富な経験を生かしたいところ。
オヌール栗東・友道康夫厩舎 牝3
▲4月14日撮影
全姉デゼルよりもかなり小ぶりで、顔つきも幼く成長してくるのはまだまだ先。それでも前後のバランスが非常に良く、スラッとした脚付きをしていていかにも一瞬の速い脚を引き出せそうな体形だ。背腰がしっかりとしているので、小柄でもパワーを要する馬場状態は問題としない。現時点では体に丸みがあるので、姉のように輸送で馬体を減らさないことを願う。
スライリー美浦・相沢郁厩舎 牝3
▲4月14日撮影
430キロ前後であまり体高がなく、