先週土曜のアーリントンCはホウオウアマゾンが勝利し、重賞初制覇(c)netkeiba.com
今年の阪神芝は既に10週の開催を消化。非常に長い連続開催。雨の影響を受けた日も多かった。それでも、良好な路盤の状態を維持している。
先週は土曜が降雨のなかでの開催。雨量も多く、馬場コンディションは「稍重い」と判定。日曜は晴れたことで回復。馬場コンディションは「標準」に回復した。
今週は雨の心配がなさそうな天気予報。
Bコースに替わって雨の影響も受けなかった先々週は日曜メインレースの桜花賞で驚異的なレコードタイムが出た。非常に走りやすく軽い馬場コンディション。
開催が進んでいるため、さすがに先々週ほどの状態には戻らないだろうが、今週も「軽め」の馬場コンディションが想定される。
今開催、Bコースに替わって以降の阪神芝外回りが馬場コンディション「軽い〜標準」の間で行われたのは先々週の土日と先週の日曜。合計8レース。勝ち馬は全て3番人気以内。2番人気以内の馬は16頭のうち15頭が3着内に好走。そのうち14頭が連対。
人気馬が走りやすいのは、今の芝は「末脚」が要求されるからだ。3着内に好走した24頭のうち上がりが6位以下だった馬は1頭しかいない。
基本的に芝の競馬は人気になるような馬は「末脚」がしっかりした馬がほとんど。今の阪神芝外回りは、直線でしっかりした末脚を使える実力馬であればほぼ崩れない状況になっている。
厳しい臨戦過程ではあるが、近走は強い内容のエアロロノア(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和
エアロロノアは3連勝中。しかも、近2走はトラックバイアスも不利だった。
前走武庫川ステークスはトラックバイアス「 ・前有利」と判定。先行馬に有利な状況のなか、きっちりと差しきった。
2走前の2勝クラスもトラックバイアス「外有利・差有利」と判定。速いペースで進み、内枠から先行していたエアロロノアとノルカソルカが後続を離して1、2着。2着のノルカソルカも不利な馬場ながら2着に走った。ノルカソルカも強かったことは、次走のレースで圧勝して、再び武庫川Sでエアロロノアの2着に走ったことが証明している。
昇級戦でいきなりの別定GII。たしかに厳しい臨戦過程ではあるが、近走は強い内容。直線の長いコースと軽めの馬場コンディションが得意なタイプ。低調なメンバー構成と2走前の内容を考えれば、ここでも十分に通用する。
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