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【天皇賞・春】現役騎手たちに緊急アンケート! 激レア“阪神3200m”のポイントは?

  • 2021年04月26日(月) 18時02分
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▲唯一の同条件、2月の松籟S(阪神、芝3200m)に騎乗した騎手たちが証言 (C)netkeiba.com


天皇賞史上、初めてのコース形態で行われる今年の天皇賞・春(阪神、芝3200m)。京都競馬場が改修工事のため、阪神競馬場で行われることに加え、直近で阪神で行われた1994年の天皇賞・春(優勝馬ビワハヤヒデ)は外回りコースが造成される前でした。

向正面からスタートし、1周目の3〜4コーナーは外回り、2周目は内回りを使うコース。2周とも内回りを使用する阪神大賞典(3000m)ともまた違ったコース形態で、このコースでレースが行われたのは、今年2月27日松籟S(4歳以上3勝クラス)のみ。

そこで、今年の松籟Sに騎乗し、このレアなコースを経験した若手騎手たちに、レースの感想を伺いました。よーく読んでみると、予想のポイントが隠されているかも!?

(取材・構成=大恵陽子)

※このインタビューは電話取材で行いました

中井裕二騎手『武豊騎手の実績に納得、長距離戦のポイント』


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――ララエクラテールに騎乗した松籟Sでは、2周目向正面に入ってすぐに仕掛けました。その思惑は?

中井 ララエクラテールにとっては、前半が思ったより位置が悪いなと思っていて、周りの馬を見たら、自分の馬は気持ち先に動いておかないといけないなと思い、ポジションを上げていきました。だけど、結局は最下位まで下がっているので何とも…。ただ、あのまま一緒に回ってきても、後ろからビューンという脚があるかといえば、周りの馬に比べたら難しいかなと思いました。

――内回りで最後の直線は359mと長くはありませんから、ある程度前の位置まで上がっておきたかったんですね。中井騎手は3000m以上のレースは松籟Sが初めてでしたが、2600mにはこれまで28回乗っています。

中井 体感として、距離が長くなれば道中のペースの緩急の差が激しいです。ペースが落ちた時に動くのがいい時もありそうですし、みんな我慢しているところは掛からないように我慢した方がいい時もありますし、難しいですね。

 僕自身、何回も乗っていないので分からない部分もありますが、ペースが落ちる時はその前にある程度予測して、各馬の並びも見て準備しておかないといけないなと思います。武豊さんが菊花賞や天皇賞・春を何回も勝たれているのは、ペースの緩急差にも対応できる経験が豊富なのかな、と乗ってみて改めて感じました。

松若風馬騎手『内回りはある程度前にいたい』


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――松籟Sは1周目は外回り、2周目は内回りでしたが、騎乗してみていかがでしたか?

松若 特に違和感なく、乗りやすかったです。

――シャイニーゲールに騎乗し、好スタートから7番手で運び、8着でした。

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