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【天皇賞(春)予想】新勢力のディープボンドではなくアリストテレスが条件一変の人気を落としたここでバッチリ狙う/倉本匠馬

  • 2021年04月30日(金) 18時00分

単騎逃げに持ち込めばジャコマルの一発もあるか?(c)netkeiba.com、撮影:小金井邦祥


■天皇賞(春)(GI・阪神芝3200m)

展開予想
ややスローペース

《一言コメント》
ジャコマルとディアスティマがハナを主張しそうなメンバー構成で、テンのスピードと行く気を踏まえると前者が強引に出していく競馬に。週半ばと土曜日の雨の影響は大きくありそうであるが、当日は晴れ予報で今の高速馬場を加味してもそこそこ時計は出そう。直線短い3200mのレースだけに後ろすぎるとかなり苦しい一戦で、好位勢の馬がかなり有利の競馬になりそうだ。


各馬の並び
逃げ
ジャコマル
ディアスティマ

先行
ウインマリリン
オセアグレイト
オーソリティ
シロニイ
ディープボンド

差し
アリストテレス
カレンブーケドール
マカヒキ
メイショウテンゲン
ユーキャンスマイル
ワールドプレミア

追い込み
ゴースト
ディバインフォース
ナムラドノヴァン
メロディーレーン


Vポジション候補
 開催進んでいく中でも内回りコースはどうしても内目が有利の馬場なので、【逃げ馬と先行馬、ロスなく運ぶ差し馬】としておきたい。

主に有力馬で該当するのは、
1.アリストテレス
2.カレンブーケドール
3.ワールドプレミア
となりそうだ。


有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.ディープボンド
展開◯ 馬場◯ コース◯

 前走は相手関係や馬場などにかなり恵まれる一戦も、高い長距離適性を発揮するレースでそれなりに評価できる走りであった。ただ、今回は外目の枠を引いた上に相手関係が急激に強くなる印象で、時計が出る馬場でどこまで戦えるか。ここは人気先行気味の評価を踏まえても、相手の1頭までに留めるのが妥当だろう。

総合評価
D

2.ワールドプレミア
展開◯ 馬場◯ コース◯

 前走はかなりのハンデがある中での3着で、やはり外を回る競馬が最も力を出せるタイプである。また、3200mへの距離延長も大幅プラスで、内目でグッと我慢して3〜4コーナーで外にスッと出せれば差し切る力は十分にある。ポイントはテン乗りの福永騎手との相性となりそうで、その辺りは当日の馬場状況や時計の掛かり具合で決まりそうである。

総合評価
C

3.アリストテレス
展開◯ 馬場◎ コース◯

 前走は明確な敗因のあるレースで、実力云々と言うよりも馬場などが大きく影響する敗戦であった。今回は雨上がりの馬場でも高速気味ならば巻き返しがありそうで、前目の内から押し切る姿も容易に想像できる。人気もそこそこ落ちそうなここは格好の狙い目で、本命最有力候補の1頭として取り上げたい。

総合評価
C

4.オーソリティ
展開◯ 馬場◯ コース△

 前走は距離云々よりも最後の最後で終いが甘くなるレースで、決して力負けとは言い難い2着であった。ただ、中山で崩れることが多いように直線が短いコースとの相性は正直言って微妙な印象で、ベストは東京の上がり勝負である。さらに大外枠というかなり厳しい条件になったので、印の打ち方も非常に難しいと言えるだろう。

総合評価
D

オススメの穴馬
1.ジャコマル
展開◎ 馬場◯ コース◯

 正直GIのメンバー構成では力負けとしか言いようがないが、距離延長で単騎逃げに持ち込めば一変の余地が十分にありそう。また、今の適度に雨が降った馬場と内目が良いトラックバイアスならば残る可能性も存分に考えれそう。一発あるならば先行馬がそのままのレースで、横山和騎手の積極的な競馬を期待したいところだ。

総合評価
C

 以上のようにそれぞれ4頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。枠でかなり明暗が分かれた印象で、上位人気馬の中でも恵まれた馬とそうでない馬がハッキリしたので上手く取捨選択したいところ。また、ジャコマルなど先行馬に穴馬が揃っているので、その辺りを混ぜながら高配当を狙いたい。ここから5月はGI続きでその最初のGIだけにしっかり当てて良い勢いを作りたいところ。ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、高配当をゲットして良い流れを掴んで欲しい。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、GIレースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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