今週末はNHKマイルC!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る上位独占も十分に期待できる○○型
競馬というゲームは血統の選別スピードが早く、20年前と今とでは種牡馬の名前はまったく違います。しかし、能力の方向性の仕組みはさほど変わらないので、血統のタイプ分けは今でも有効です。
NHKマイルCが創設されたのは25年前の1996年。そこから6年連続で外国産(マル外)が1、2着を独占。当時はマル外の取捨が予想においても重要でした。最も単純な取捨の方法は、日本の芝マイル戦でも実績を残す種牡馬を狙うことですが、それは血統を知らなくてもわかること。
次に重要なのは「アメリカ産馬」であるか「父と母父がミスタープロスペクター系とノーザンダンサー系」か「父がダンチヒ系かヴァイスリージェント系」であること。
そのような傾向になるのは、1200m指向の流れに対応するスピードも重要で、欧州で要求される中長距離でのタメや馬力の要素が薄いからです。
この予想アプローチは当時からずっと書いていたことで、2001年のNHKマイルCも的中。4頭しか出ていなかったマル外のうち2頭が1、2着。1、2着はいずれもフレンチデピュティ産駒。馬連は68.8倍。3着は12人気のサマーキャンドル。母はアメリカ産でミスプロ系。父はノーザンダンサー系。(当時は3連複も3連単も販売されていませんでしたが、売っていて欲しかったですね(笑))
ここ数年のNHKマイルCも要求される能力の方向性はさほど変わりません。2015年〜2017年は、マル外自体の出走が2頭のみ(アルビアーノ、リエノテソーロ)。ともに馬券圏内に。2018年はミスターメロディが4着。「1200m戦に対応するスピード」の方が日本で主流の「中距離指向のタメ」よりも重要だからこそ、数少ないマル外がことごとく好走するのでしょう。
今年のNHKマイルCはマル外が2頭。ショックアクションは父がサドラーズウェルズ系のグレンイーグルス。母父がファストネットロック。米国的速さよりも欧州の中距離寄りのタイプ。
シュネルマイスターは父がダンチヒ系のキングマン。マイル〜中距離でタメを効かせる競馬で本領を発揮する血統。NHKマイルC向きのマル外ではありますが、経験がどう出るか?競走馬は走る距離を知らないので近走の経験も重要です。シュネルマイスターは前走が2000m。前々走はマイル戦とはいえ、今回より3秒近くは遅いであろう走破タイム。当レースで重要な「スプリント指向」の流れを経験していないことで戸惑う懸念はあります。
そして「ほぼマル外」の持ち込み馬がグレナディアガーズ。父はフランケル。YouTube「亀谷敬正の競馬血統辞典」でも述べたように、フランケルは日本の芝でもサンデーと匹敵する適性と能力を持った種牡馬。さらに当レースにも相性の良いダンチヒの個性を強く継いだ種牡馬。産駒のモズアスコット、ソウルスターリングが日本のマイルGIでも優勝。
母父は米国型のハーリントン。日本の高速芝決着に強いファピアノの系統。母母父のシルバーデピュティはクロフネ、そして父のフレンチデピュティと同系のヴァイスリージェント系。日本の芝高速決着に強い米国型。
なお、スマート出馬表で今年の出走馬の国別血統タイプを参照すると、今年の出走馬は父米国型の馬が1頭もいません。母父米国型も少数派。(出走馬の国別タイプはスマート出馬表(無料)を参照)
昨年のNHKマイルCも、今年同様母父米国型は少数派の4頭。うち2頭が1、3着(2着は1人気で母父ダンチヒ系)
父が米国型どころか、母父が米国型の出走も少ないメンバー構成。今年も母父が米国型。もしくは母、祖母がダート短距離指向の強いタイプが上位を占めることも十分に期待できそうです。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のNHKマイルC予想はレース当日までにウマい馬券で公開!