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【ヴィクトリアマイル予想】ヴィクトリアマイルはコース替わりでトラックバイアスが変化することにも注意

  • 2021年05月11日(火) 18時00分
馬場虎太郎

先週のNHKマイルCを勝利したシュネルマイスター(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


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 今開催も東京芝は路盤の状態が絶好。先週の東京芝も馬場コンディションは軽い。直線の伸び重視の馬場だ。

 先週日曜は東京芝1600mは2レース行われた。トラックバイアスは9Rが「外有利・超差し有利」。11Rが「外有利・差し有利」と判定。

 9Rでは二桁馬番から二桁位置取りだった馬が1〜4着まで独占。3連単は202万馬券の大波乱。

 11Rは1着シュネルマイスターと2着ソングラインは二桁馬番から差してきた。1人気のグレナディアガーズは展開と馬場が不利。

 外枠、外を通った馬と後方待機馬が恵まれる馬場。内を通るアドバンテージはほぼみられなかった。

 ただし、今週からの東京芝はBコースに変わる。

 例年、春開催の東京芝1600mはAコースよりもBコース。BよりもCコース。と仮柵が外側にいくのだが、開催が進み仮柵が外にいくほど内を通る馬が有利になりやすい。

 雨の影響を強くうけない限り、馬場コンディションそのものは先週と大差なく軽く走りやすい状態が想定される。だが、Bコースに変わることで、トラックバイアスは先週と異なる可能性の方が高い。

 近2年、2回東京開催のBコース替わり初週に馬場コンディション「軽い」で行われた芝1600mは合計5レース。位置取りや通る位置に偏りのみられない公平な状況になっていた。近走トラックバイアスや馬場コンディションが向かずに凡走している馬の巻き返しを狙いたい。

馬場虎太郎

軽めの馬場コンディションは得意のダノンファンタジー(c)netkeiba.com


 ダノンファンタジーの前走高松宮記念は当日雨の影響が大きく、馬場コンディションは「稍重い」。トラックバイアスは「外有利・超差し有利」と判定。後方待機馬が極端に恵まれ、外を通る馬にも有利な状況。内枠から先行する形では絶望的。

 2走前の阪急杯はトラックバイアス「 ・前有利」。先行有利な流れのなか、出遅れて後方位置取り。脚を余した。近2走は不向きなトラックバイアスにより力を出せていない。

 また、過去に馬場コンディションが「稍重い〜重い」の間で出走したのは3回。秋華賞、府中牝馬ステークス、高松宮記念と全て大敗している。前走は重めの馬場コンディションも向かなかった。

 今回想定される軽めの馬場コンディションは得意。上位人気のグランアレグリアとレシステンシアは強い。トラックバイアスの不利も受ける可能性は低そうではあるが、ダノンファンタジーは、近走から一変するだろう。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のヴィクトリアマイルの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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