
▲今週はテルツェットと挑むヴィクトリアMの展望 (撮影:下野雄規)
先週のコラムで、ミルコ騎手に長男が誕生したことを報告させていただき、たくさんの温かいメッセージを頂戴しました。ありがとうございました。
さて、今週もGI騎乗が控えているミルコ騎手。ダービー卿CTを制した、目下4連勝中のテルツェットとのコンビです。ラヴズオンリーユーの近親という面でも「縁を感じる」とミルコ騎手。その手応えを語ります。
(取材・構成=森カオル)
※このインタビューは電話取材で行いました
Q「テルツェットは420キロ前後の小さな馬ですが、やはり500キロ以上ある馬とは乗り心地が違うのでしょうか? 騎手としては、大きい馬と小さい馬、どちらが難しいですか?」(ミルキーガーデンさん)

▲420キロ前後という小柄なテルツェット (撮影:下野雄規)
ミルコ ん~、どうだろうね。乗った瞬間は「大きいな」とか「小さいな」とか感じるけど、乗り心地とか難しいかどうかは馬次第です。
ただ、大きい馬には大きい馬なりの特徴があって、力はあるけど、そのぶん跳びが重いとか、そういう馬が多いかな。小さい馬でいうと、たとえばコントレイル。あの馬もそれほど大きくないよね?
──そうですね。3歳時は460キロ前後でしたから。
ミルコ コントレイルは特別な馬かもしれないけど、跳びがものすごく軽くてキレイですね。走っているとき、余計な力を全然使っていない感じがします。
──それはある意味、小柄な馬ならでは?
ミルコ うん、そうなのかなーと思うけど、どうなんだろう。とにかく、大きいから難しい、小さいから難しくないとか、そういうことではないよ。ただ、イタリアの馬に比べると、日本の馬は大きい馬が多いね。