先週のヴィクトリアMではグランアレグリアが勝利した(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
東京芝は先週からBコース替わり。若干傷んでいた内側の部分もカバーされた。路盤の状態は全体的に良好。
日曜は当日に雨の降る時間帯もあったものの、ほとんど影響はなく、土日ともに軽めの馬場コンディション。走りやすくコース取り、位置取りにも偏りがみられない。どの馬も力を発揮できる公平な状況だった。
芝、路盤の状態は非常に良いが、今週は週中、週末ともに不安定な天気予報。雨の影響をうけて重めの馬場コンディションになることも想定される。
近年のオークスは一貫して「稍軽い〜軽い」の間の馬場コンディションで行われている。雨の影響が残る重めの馬場コンディションとなると2010年、2008年まで遡らなければならない。
雨の影響で重めの馬場だった2008年、2010年の2回は3着内に好走した6頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していた馬は1頭のみ。前にいる馬はバテやすい。位置取り問わず、末脚の伸びで勝負が決した。
当時とは馬場の作りは異なるが、牡馬に比べると体力が劣る牝馬限定の2400m。重めの馬場になるとバテやすく、先行して粘り込むことが難しくなる側面は同じ。末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。
逆転が期待できるアールドヴィーヴル(c)netkeiba.com
アールドヴィーヴルの前走桜花賞は馬場コンディション「軽い」。トラックバイアスは「内有利・ 」と判定。内枠、内を通った馬が恵まれたレースのなか、5枠10番から道中でも真ん中あたりを走る形。1着馬と3着馬が内枠からのスタートで道中も終始最内を追走していたことからも、不利な状況だった。
勝利した新馬戦は馬場コンディション「稍重い」。トラックバイアスは「 ・前有利」。
ただでさえ先行している馬が恵まれやすい新馬戦で、当時は重めの馬場。2歳馬にとっては直線で末脚を出すことが難しいトラックバイアス。さらに、ダッシュがつかず後方の位置取りになりながらの差し切り勝ち。価値は高い。上がり3Fのタイムで2位だった馬とは0秒8も差をつけており、記録の面からも優秀。
馬場コンディションが重めだった場合でもしっかりと伸びることを証明しているのは心強い。今回想定される馬場コンディションと状況であれば、軽い馬場コンディションだった前走時につけられてしまった着差を逆転もできる。
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