競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにエプソムC出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
アドマイヤビルゴ栗東・友道康夫厩舎 牡4
▲6月3日撮影
肌が薄く品のある顔つきをしていて小ぶりでもきれいにまとまった上品な馬体。柔軟性を感じさせる筋肉の質がこの馬の長所だろう。無駄肉は付かずキリッとした仕上がりで、全体の張りも申し分ない。ただトモが薄く、後ろ脚も流れ気味で力強さという点ではインパクトに欠ける現状。重賞メンバーに入るとパドックで見劣る面は否めない。
アルジャンナ栗東・池江泰寿厩舎 牡4
▲6月2日撮影
相変わらず迫力満点のボディーで、これで腰回りの厚みを増せば超一流の馬っぷりと言えるだろう。あばらをうっすらと見せて余分な脂肪を残さずに、内臓面の良さが伝わる光り輝いた肌つや。真っすぐに伸びた後脚から蹴りの強さを感じさせる。2歳時にコントレイルには完敗した東京芝1800mだが、舞台設定は最適と言えるだろう。
サトノフラッグ美浦・国枝栄厩舎 牡4
▲6月2日撮影
ガッチリとした首差しと厚みのある胸前。菊花賞で3着と好走したとはいえ、