今週末は安田記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見るノーザンダンサー系の血を持つ同じ牝系の2頭に注目
安田記念は、父ノーザンダンサー系の馬が何度も馬券になるレース(出走馬の系統はスマート出馬表を参照)。もちろん、日本の芝競馬への高い適性も求められます。
2019年、2018年と2年連続2着だったアエロリット。2017年8番人気2着、2016年8番人気1着のロゴタイプは父がノーザンダンサー系(大系統)。2018年の勝ち馬モズアスコットもノーザンダンサー系。
ノーザンダンサー系の馬が何度も馬券になるのは、日本の主流系統であるサンデー系よりも当レースに向くことが多いこと。そして日本のGI級のレースでは、父ノーザンダンサー系で日本の根幹距離レースに勝ち負けできるスピードも合わせ持つ馬の絶対数が少ないため、同じ馬が走りやすいのでしょう。
シュネルマイスターの父キングマンはダンチヒ系のノーザンダンサー系種牡馬。同種牡馬は現役時代にジャック・ル・マロワ賞を優勝。同レース勝ち馬は日本に近い関係のレース。日本適性も抜群に高かったタイキシャトルが海外で優勝したのも当レース。日本でサンデーサイレンスに次ぐ主流系統の礎となっているキングマンボの母ミエスク、一昨年のダービー勝ち馬ロジャーバローズの母父リブレティストも同レース勝ち馬。
先週の葵Sでも産駒が穴馬券を演出。芝の短距離で買い続けるだけで儲かるほど日本の芝短距離適性が高いマクフィも同レース勝ち馬。(詳しくはYoutube「亀谷敬正の競馬血統辞典」を参照)
母セリエンホルデはドイツのSuleika牝系。日本競馬への適性、スケールに富んだ牝系で、ブエナビスタ、マンハッタンカフェも同じくSuleika牝系。サリオス、サラキアの母サロミナもSuleika牝系であることが日本へ(おそらくかなりの高額で)輸入された理由にもつながるのかもしれません。
なお、シュネルマイスターの母セリエンホルデもサラキアの母と同じドイツオークス勝ち馬。すでに母馬もノーザンファームに購買されています。日本への親和性が高い血統構成で父はノーザンダンサー系。安田記念に合う配合馬。
前出したSuleika牝系のサリオスは父が主流のハーツクライ。母はノーザンダンサー系の塊。
同馬で注目すべきは馬体重。20年ほど前にダンスインザムードがオークスに出ていた頃から「細かい配合だけよりも大まかな血統タイプと体重の組み合わせの方が馬のタイプは予想しやすい」と提言しています。(だからこそスマート出馬表には、様々な血統タイプが用意されているのです)
ダンスインザムードは全姉がオークス馬のため、オークスでも断然人気に支持されたのですが姉よりも50キロ以上も重い馬でした。だからこそ、姉が勝てなかった桜花賞を先行して楽勝したのであり、オークスは4着に敗れます。
この予測手法を20年前のオークス時から提言できたのは、さらにもっと前からこのような傾向が続いていたから。そしてこのパターン、傾向は今の競馬にも続いています。
先週のダービーもシャフリヤールが優勝。体重は444キロ。全兄は皐月賞馬のアルアイン。皐月賞は518キロで優勝。兄の戦歴よりも「ディープインパクト産駒はコンパクトな差し馬はダービー向き。大型馬は皐月賞向き」という傾向を重視して能力判断をすべきなのです。
サリオスは姉がサラキア。父がディープインパクトで450キロを割るコンパクトな馬。しかし、サリオスの前走体重は538キロ。母方の影響を強く受けた馬。
その母は先にも書いたようにノーザンダンサー系の塊のような配合。
母は安田記念にも古くから実績を残すデインヒル、ニジンスキーを持つ馬。安田記念に向いたタイプの馬ではないでしょうか。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の安田記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!