競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにユニコーンS出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
カレンロマチェンコ栗東・高柳大輔厩舎 牡3
▲6月9日撮影
トモがパンとしていない現状だが、初速が速く逃げて2連勝。柔軟性を感じさせる筋肉なので、芝もこなせそうな雰囲気がある。脚が長く背丈はあるが、胴が短いので距離には限界を感じ、今回はマイルへの対応がポイントだろう。3月以来の実戦でも熱心に乗り込んできれいに仕上がっており、輸送も問題としないタイプ。
ゲンパチフォルツァ美浦・堀井雅広厩舎 牡3
▲6月9日撮影
重厚でいかにもダートのパワー型。頭を下げて体全体の重心も下に落ちてしまうような姿。セッタレ気味で胴が長くかなり持て余しているように見せるが、これでもデビュー当時に比べるとだいぶシャキッとしてきた。母が中央5勝のスプリンターで、本質は短い距離が合っている体形。心肺機能の強さでマイルもこなしているのだろう。
サンライズウルス栗東・安田翔伍厩舎 牡3
▲6月9日撮影
前のボリュームに比べ後ろは薄手。トモが遅れて付いてくる感じの歩様でもあり、