前回6月6日のWIN5は1億267万4510円の高額配当決着。4レース目の高山S(中京11R)を単勝オッズ24.1倍(8番人気)のトーセングランが、5レース目の安田記念(東京11R)を単勝オッズ47.6倍(8番人気)のダノンキングリーが制すなど、波乱が続きました。ちなみに、3連単も1レース目から順に3270円→30万3930円→6万7880円→24万2650円→11万420円の配当で決着。大儲けした方も当然いらっしゃるはずですが、大荒れ続きの展開に心を折られてしまったプレイヤーも多かったんじゃないでしょうか。
WIN5の結果を振り返ってみても、ダービーデイの5月30日こそ450万6490円どまりでしたが、5月16日が3億591万1340円、5月23日が2億7208万2120円と、最近は立て続けに“億超え”の配当が飛び出しています。もう少し手頃な配当を狙っているプレイヤーにとっては、我慢のしどきかもしれません。
明日6月13日のWIN5は総出走頭数が77頭、総組み合わせ数が81万1008通り(土曜12時現在)。1レース目の常滑特別(中京10R)は11頭立てとなったものの、全体的に出走頭数は多めです。
【2021年06月13日発売分の1点予想】
中京10R 9.サウンドレベッカ
東京10R 9.スマッシングハーツ
札幌11R 14.ビアンフェ
中京11R 11.メモリーコウ
東京11R 9.ヤシャマル
【1レース目 常滑特別(中京10R)】
今年の3~4回中京芝2000m以上、かつ3歳以上・4歳以上のレース(6月12日終了時点)は、「父にディープインパクト系種牡馬を持つ馬」が[8-5-5-11]と堅実。3着内率は62.1%に達していました。
ホウオウエクレール・メイショウボサツ・タイセイモンストル・リノキアナあたりも侮れませんが、やはり注目はキズナ産駒のサウンドレベッカ。あとはディープインパクト直仔のウィズダイヤモンズも、余裕があれば押さえておくべきでしょう。
【2レース目 夏至S(東京10R)】
極端に先行力が低い馬は過信禁物。「前走の4コーナー通過順が9番手以下だった馬」は2017年以降[1-1-0-26]と安定感を欠いています。バンブトンハートらは強調できません。
チャンスがありそうなのはハギノリュクス・カフェスペランツァ・スマッシングハーツ・エースレイジング・ゼノヴァースあたり。休養明け2戦目のスマッシングハーツは特に楽しみです。
【3レース目 函館スプリントS(札幌11R)】
ローカル場のレースや条件クラスのレースを主戦場としてきた馬は不振。「“前年以降、かつ中央場所、かつオープンクラスのレース”において3着以内となった経験のない馬」は2016年以降[0-0-1-25]と苦戦していました。
また「“JRA、かつGI・GIIのレース”において3着以内となった経験がない、かつ馬齢が5歳以上の馬」は2016年以降[0-1-1-37]。コントラチェック・カレンモエらは扱いに注意すべきでしょう。
狙ってみたいのはシゲルピンクルビー・ケープコッド・カツジ・ビアンフェあたり。スムーズにレースを進められそうなビアンフェはしっかりマークしておくべきだと思います。
【4レース目 三宮S(中京11R)】
オープン特別として施行された2020年の三宮Sは「“同年、かつJRA、かつ重賞のレース”において4着以内となった経験のある馬」が3頭出走し、そのまま1~3着を占める結果に。年明け以降や格の高いレースにおける戦績を重視した方が良いかもしれません。
出走馬のうち“同年、かつJRA、かつ重賞のレース”において4着以内となった経験があるのはメモリーコウのみ。あとはサトノギャロスも同等に評価して良さそうです。さらに手広く押さえるならば、ミヤジコクオウ・サクラアリュール・サンライズホープ・マイネルユキツバキあたりの中からピックアップすべきでしょう。
【5レース目 エプソムC(東京11R)】
コース適性が最大のポイント。「“前年以降、かつ東京のレース”において“着順が4着以内、かつ上がり3ハロンタイム順位が9位以内”となった経験のない馬」は2015年以降[0-0-1-37]でした。ファルコニア・アルジャンナ・シュリなど、今年は出走馬の大半がこの条件に引っ掛かっています。
なお「馬齢が5歳以上、かつ前走の着順が3着以下だった馬」は2015年以降[2-1-1-56]。大敗直後の高齢馬は信頼できません。
不安要素が比較的少ないのはマイラプソディ・ヤシャマル・アトミックフォースあたり。3連勝中のヤシャマルは引き続き期待できそうです。