▲シャフリヤールでダービー3勝目を挙げた福永騎手 (C)netkeiba.com
シャフリヤールで今年のダービーを制した福永祐一騎手。2018年のワグネリアン、昨年のコントレイルでの勝利に続き、自身にとって3つ目のダービータイトルです。
福永騎手の偉業を祝して「祐言実行」が限定復活! 昨日の友道厩舎、矢作厩舎、藤原厩舎からの祝福コメントを受けて、本日からは福永騎手ご本人が登場。2日間にわたって特別インタビューをお届けします。
(取材・構成=不破由妃子)
※このインタビューは電話取材で行いました
「もう思い残すことはないわ」…そう言いたくなるほどの勝利
──福永騎手は、数年前から「いくつ勝つか」とかではなく、「誰と勝つか」を大事にされてきました。その思いがダービーで、しかも3回も成就して。本当にすごいことです。
福永 友道(康夫)先生、矢作(芳人)先生、藤原(英昭)先生ですからね。コントレイルでいえば、ずっと応援し続けてくださった前田オーナーの所有馬でもあります。縁のある方たちと3回もダービーを勝つことができたなんてね。本当に最高だなと思いますし、だからこそ勝てたのかなとも思います。
──思えば、ワグネリアンで勝った最初のダービーで、半馬身差の2着だったのが藤原英厩舎のエポカドーロ。悔しいはずなのに、真っ先に「おめでとう!」と出迎えてくださったのが藤原先生だったとか。今回は、どんな言葉で出迎えてくださいましたか?
▲ワグネリアンの2着がエポカドーロ (撮影:下野雄規)
福永 それがね、検量室にいなかったんですよ。
──まさかの展開(笑)。
福永 先生らしいといえば先生らしいんですけどね。テレビのインタビューが終わって、馬が表彰式に向かっていったときに見かけたので、自分から声を掛けました。
──藤原先生の第一声は?
福永 「ヒヤヒヤさせんなよ」(笑)。
──そうでしたか(笑)。おふたりの距離感が伝わってきますね。