競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに小倉記念出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
アールスター栗東・杉山晴紀 牡6
▲8月5日撮影
500キロ超えのロードカナロア産駒。胴長+脚長でそれなりにストライドが稼げる走法だ。ただ頭が高く後肢が流れトモ腰に甘さがあり、スッと反応できない面がある。そのため4勝すべてがコーナー4つの芝二千。3勝が直線平坦の舞台設定というのは、馬のシルエットや脚元からは納得できる。一度使って毛づやが冴え馬体は締まってきた。叩いた効果は多少ある。
ヴェロックス栗東・中内田充正 牡5
▲8月4日撮影
クラシック3戦で表彰台を確保した実績がかすむ古馬の戦績だが、長いブランクのあったエプソムCが悪くない4着。中間も今までにない瞬発力を発揮しているが