19年の関屋記念も外枠の馬が恵まれ、内枠の人気馬は凡走した(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
関屋記念は内が不利で外が有利なトラックバイアスになりやすい。
2017年以降で連対した8頭のうち6頭が7枠より外枠。外枠有利。
逆に不利なのが内枠。3枠より内で上位人気になっていた馬の凡走も目立つ。2017年は3枠で1番人気だったメートルダールが12着。2019年は2枠で2番人気だったケイデンスコールが14着。2020年は1枠で2番人気だったプリモシーンが15着。
外枠が恵まれ、内枠に入っていた人気馬が毎年のように凡走する。なお、スマート出馬表にも掲載しているトラックバイアスは、4年連続で「外有利」と判定している。
外枠の中でも末脚のしっかりした馬が有利。外から勝利した3頭は上がりが2位以内。
そして先週あたりから、新潟芝外回りは例年通りの外有利になってきた。
先週日曜後半に新潟芝外回りで行われた10R、12Rでは3着内に好走した6頭のうち5頭が5枠より外。そのうち3頭が8枠。
10Rでは2枠で2番人気だったジュンブルースカイが9着。12Rでは1枠で1番人気だったスリートップキズナが5着。
今開催は最内に特殊なグリーンベルトが存在していたが、そこも傷んできたために、例年どおり外有利のトラックバイアスが発生し始めている。
ただし、馬場は生き物。今週は週中、週末ともに不安定な天気予報。雨の影響が残る可能性も高く、執筆時点(月曜)で当日の状況、トラックバイアスを予測するのは困難。
という断りは入れざるをえないが、例年のレース傾向、先週日曜のコンディションに合った推奨馬を挙げる。
近走では先行しても最後に脚を使うことができているロータスランド(c)netkeiba.com
ロータスランドの前走中京記念はトラックバイアス「 ・差有利」と判定。当時の小倉芝中距離は末脚を活かしやすい状況。前半に脚をタメていた馬が恵まれたレースで、先行する形は厳しかった。
近走は位置取りが前めになっているが、今回は先行したい馬が揃ったメンバー構成。前半に速いタイプではないため、自然と差す形になるだろう。
近走では先行しても最後に脚を使うことができている。外枠からタメられれば、高いパフォーマンスを発揮できる。
2走前は馬場コンディション「稍重い」で1着。8走前のもみじステークスは馬場コンディション「重い」で2着。仮に雨の影響をうけた重めの馬場コンディションになった場合でも、問題はない。
枠順も考慮した最終見解はウマい馬券にて公開する。
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