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【北九州記念予想】平坦向きの軽いスピード重視も 前傾ラップで高齢馬の差しが狙い目

  • 2021年08月15日(日) 18時00分
1分7秒前半の高速決着も多いレースで、平坦芝向きの軽いスピード、ボールドルーラー、セクレタリアト≒サーゲイロード、プリンスリーギフト、この3血脈を重視したいレースだ。過去5年でいうと牡セン[3-1-2-40]、牝[2-4-3-28]だから、アイビスサマーダッシュほど牝馬優勢の傾向は出ていない。逃げ馬で馬券に絡んだのは昨年のモズスーパーフレアだけで、毎年かなりの前傾ラップになるので差し有利の傾向。3年連続で6歳馬が勝っており高齢馬が強いレースでもある。(解説:望田潤)

シゲルピンクルビー
シゲルピンクダイヤの半妹で、ムーンリットレイク、ストーミーバローズ、ヒュッゲの姪で、母母ムーンライトダンスは愛インターナショナルS(愛G3・芝8F)勝ち。モーリス産駒でサドラーズウェルズのクロスをもつのはルペルカーリアやカイザーノヴァと同じ。母系にダルシャーンが入るので姉同様斬れで差す脚質で、好位からジワジワ斬れてフィリーズレビューを差し切り。1200となると少し忙しいので、時計や上がりがかかってほしい。
距離○ スピード○ 底力○ コース○

ジャンダルム
母ビリーヴはスプリンターズSと高松宮記念に勝った短距離女王で、本馬の他にもフィドゥーシア、ファリダット、エリシェヴァを産んでおり母としても優秀だ。近親にレディーズシークレット(北米年度代表馬)、マイスタイル、サウンドキアラなどがいる。春雷Sは初の1200戦だったが、好位をうなりながら追走し、手応えどおりにアッサリ抜け出した。ここへきて母譲りのスプリンター資質がますます強くなってきた印象で、スプリンターズSに駒を進めてほしい。
距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○

モズスーパーフレア
シガーマイルH(米G1・ダ8F)のジャージータウンとは同血の間柄(父と母父が同じで母母が全姉妹)。父スパイツタウンはマテラスカイ、リエノテソーロ、フルフラットなどでおなじみの快速種牡馬。ボールドルーラーの継続クロスで俊敏で、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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