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【松岡正海×藤岡佑介】第2回「畠山師が記者に放った一言“ウインブライトは松岡じゃないとダメなんだ”」

  • 2021年08月18日(水) 18時02分
with 佑

▲全24戦中、22戦で松岡騎手が手綱をとったウインブライトへの思いとは


長期休養中の松岡正海騎手をゲストにお迎えしての対談。前回のコラムで、手術を重ねるもなかなか思うような回復に至っていないことを明かした松岡騎手。

それでも前を向いていられるのは、ウインブライトと歩んだ日々が、松岡騎手にとって最高の財産である証でもあります。同じ騎手として佑介騎手もうらやむような、魂を燃やして1頭の馬に懸けた日々を振り返ります。

(取材・構成=不破由妃子)

※この対談はZoomで行いました


「ブライトの状態は手に取るようにわかっていた」


佑介 ウインブライトがデビューしたのが、まっちゃんが32歳のとき。30歳くらいから競馬のおもしろさがわかってきたと話していましたが、ものすごくいいタイミングで現れたことになりますね。

松岡 そうだね。

佑介 ウインブライトの新馬戦に乗るために函館から東京に帰るとき、「すごく楽しみにしている馬がいる」って話していたのを覚えてます。ゆっくり成長するタイプの馬だったのに、まっちゃんがあまりにも自信満々なコメントを出したから、東京の新馬戦は1番人気になっちゃって(結果は6着)。

松岡 そうでした(笑)。でも、ホントに勝てると思ったんだけどな。結局、体を使い切れなくて負けてしまったけど、2歳の頃からそれくらいの能力はあったから。俺自身、そういうのがわかり始めた時期だったから、なんか自分の力を試せる馬なんじゃないかと思った。

with 佑

▲ウインブライトの新馬戦について振り返る松岡騎手 (C)netkeiba.com


佑介 その通りになりましたよね。

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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