藤田菜七子騎手以来、5年ぶりのJRA女性騎手として、永島まなみ騎手と共に今年3月にデビューした古川奈穂騎手(栗東・矢作厩舎)。
自厩舎のバスラットレオンで初勝利をあげると、その後4週連続勝利を挙げるなど、順調な騎手人生を歩み始めていました。
しかし、4月25日の騎乗を終えたところで左肩に違和感を感じ、治療に専念することを発表。4月28日から長期休業に入っています。
競馬が楽しくなってきた矢先での決断。手術直前に行ったnetkeibaのインタビューでは、このように心境を明かしていました。
『デビュー間もなくこのようなことになってしまい、応援してくださるファンのみなさまにもご心配をお掛けして申し訳ありません。
多くの騎乗依頼をいただき、ジョッキーとして充実した日々を送るなかでの休養ということで、当初は正直、迷いもありました。
でも、多くの方の支えがあって成り立っている競馬という競技において、たとえほんの少しであっても、自分のパフォーマンスに不安を抱えたままで騎乗を続けるのはあまりにも申し訳ない…。やはり、ここは決断をするべきだと思いました。
こうしてたくさんの方にご心配をお掛けしている状況ではありますが、私自身のなかでは、実はそこまで大きな決断だとは感じていません。すべては100%の状態で騎乗するため。とても前向きな判断をしたつもりです。
100%での復帰を目指して精一杯頑張りますので、これからも応援していただけたらうれしいです』
5月11日に手術をし、毎日のリハビリを経て、いよいよ秋競馬での復帰が見えてきました。
さらに後学のため、師匠の矢作調教師と共に、アメリカ・ケンタッキーのセリに同行することも予定しています。
リハビリ中の思い、海外遠征のレポート、実戦復帰への意気込み…などなど、古川騎手が自身の心境をつづる短期連載を、8/29(日)よりスタートします。
掲載は隔週の日曜を予定。古川騎手のレース復帰までを、一緒に応援してください!
netkeiba編集部
兄弟子・坂井瑠星騎手のフランス遠征記も8月末から公開予定!