有観客開催は許容できるか
いわゆるデルタ株の影響で新型コロナの猛威が続いています。緊急事態宣言や“まん延防止等重点措置”の対象地域は増えるばかり。だんだん無事でいられることが奇跡に思えてきました。みなさん、いかがお過ごしですか?
ご存知のとおり、われらが「ウイニング競馬」のジャンポケ斎藤さんも、2度目の感染により休養中。きょう28日の番組もお休みです。
先日、奥様がSNSで発信された内容を報じた記事によれば、一緒に感染してしまった奥様と息子さんは一足早く回復。そして、斎藤さんご本人も近々復帰できそうとのこと。まずはひと安心です。
ただ、新型コロナにはいろいろな後遺症が残る場合があるんですよね。元気に復帰されることはもちろんですが、厄介な後遺症に悩まされないこともあわせてお祈りします。
さてさて、25日に更新された合田直弘さんのコラム「世界の競馬」に、ロイヤルアスコット競馬で実施されたコロナに関するモニタリング調査のことが書かれていました。
お読みになった方も多いとは思いますが、同競馬では、競馬場入場の際にPCR検査と陰性証明が求められただけでなく、入場5日後のPCR検査も義務づけられたそうです。
これって、なかなか頭のいい措置だなぁ、と思ったのですが…。
入場前のワクチン接種を義務にしてしまうといろいろ問題があるでしょうが、PCR検査を受けることを条件にするなら、納得する人も多いはずです。
追跡調査で競馬観戦の“危険度”がわかれば、その後に入場を制限するか緩和するかの判断にもつながります。
合田さんのコラムにはこう書かれていました。「競馬は、主要スポーツの中でも感染率が最も低く、競馬場内における入場者の行動がしっかりと統制されていたことが証明されている」。入場人員をかなり制限しているからかもしれませんが、対策にぬかりがなければ、競馬場来場時の感染危険度は相当低いと言えるでしょう。
もうまもなく夏のローカル開催が終了しますが、その後に始まる中山と中京の開催も、5000人くらいの規模であれば、入場可としてもいいのでは?
専門家の方からは「デルタ株を甘く見るな!」と怒られてしまうかもしれませんが、プロ野球もJリーグも有観客で開催していますからね。JRAを含め、緊急事態宣言対象地域での競馬も、有観客開催は許容できると思います。
そうそう、もし来場による感染を心配するなら、イギリスで行われたようなモニタリング調査を実施してはいかがでしょう?不安解消のためには、やらないよりやったほうがマシだと思うんですけどね。
もちろん、今は感染の拡大を食い止めるのが喫緊の課題、というのはわかっているつもりです。こんな話を書かずにすむ日は、いつになったらやってくるのでしょうか…。