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【京成杯AH予想】昨年、一昨年は異例の馬場だった京成杯AH

  • 2021年09月07日(火) 18時00分
馬場虎太郎

京成杯AHは昨年、一昨年とトロワゼトワルが連覇(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


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 昨年の京成杯オータムハンデが行われた日の馬場状態は、若干走りづらい路盤。前日が雨のなかでの開催となった影響も残り「重め」の馬場コンディションで行われた。一昨年は絶好の路盤。非常に走りやすい馬場で、京成杯AHはレコードタイムで決着した。

 昨年は異例なタフな馬場。一昨年は異例の高速馬場。今年の路盤がどうなっているかを現時点から予測するのは困難だが、現時点では異例だった昨年、一昨年は参考外として、2017年と2018年の馬場コンディションを想定する。

 2017年と2018年に行われた京成杯AHはどちらも馬場コンディションは「稍軽い」。トラックバイアスは「差し有利」。

 3着内に好走した6頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していた馬は1頭もおらず、連対した4頭が全て上がり2位以内。位置取りを問わず、直線で伸びることが要求される状況だった。今年の京成杯オータムハンデも、2017、2018年に近ければ、末脚のしっかりしたタイプが有利になる。

馬場虎太郎

2018年マイルCS優勝馬のステルヴィオ(c)netkeiba.com


 ステルヴィオの前走はダートの1400m。素軽い走りが持ち味で、芝のレースの時でも軽めの馬場コンディションを得意とするタイプ。ダートは不向きで、近2走や5、6走前は速いペースの追走にも苦労していた。1400m以下の距離もこの馬には短い。

 合わないことはわかっていながら、短い距離を使われていたのは、報道にもある通り、喉の不安から陣営側も長めの距離を使うことを躊躇していたのだろう。

 本来はマイル以上で末脚を発揮する競馬を得意とする馬。適距離へ使われる今回は、手術されたことによって不安が解消されたものと判断する。本来の状態に戻り、2017、18年のような馬場になれば好走は必至。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の京成杯AHの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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