▲いよいよ最終回! 松岡正海騎手が考えるセカンドキャリアとは…?
長期休養中の松岡正海騎手をお迎えして本音に迫ってきた対談も、今回がいよいよ最終回です。騎手復帰か否か“今はニュートラルな感じ”と語っていた松岡騎手。今回は万が一の話として、復帰が叶わなかった場合のセカンドキャリアについてお聞きします。
また、この対談の収録が7月初旬だったため、先週末、松岡騎手に改めて追加取材をさせていただきました。松岡騎手からの最新のメッセージも合わせてご覧ください。
(取材・構成=不破由妃子)
※この対談はZoomで行いました
本当のことを見抜ける人が少ないから…自分が立ち上がる!
佑介 万が一、復帰が叶わなかった場合、セカンドキャリアは何か考えているんですか?
松岡 そりゃあもう、YouTuberだろ(笑)。
佑介 お〜(笑)。
松岡 俺さ、競馬のサロンとかやりたいなと思っていて。ジョッキーという立場になると、どうしても勝つことが楽しくて、楽しい=勝つことみたいになってしまうけど、競馬って本来、もっと純粋に楽しいもの。もちろん、負けた馬にも負けた馬なりの目線があるしね。だから、サロンをやって、騎乗の解説とか1レースからやりたいなと思ったり。俺は元来、競馬が好きだからね。
佑介 まっちゃんの口から「競馬が好き」という言葉が出るなんて、なんか新鮮です。めっちゃ勝っている頃は、「この人はたぶん、それほど競馬が好きじゃないんじゃないか」という気がしていたので。
松岡 ああ、あの頃は毎週プレッシャーに押しつぶされそうだったからなぁ。それに、勝っても喜んでくれない人が多くてさ…。
佑介 正直、当時は「松岡正海だから」というより、「リーディング上位の騎手だから」という依頼が多かったんじゃないですか?