競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにオールカマー出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
ウインキートス美浦・宗像義忠 牝4
▲9月15日撮影
クイーンCを制している母イクスキューズは重心が低めのスピード体形だったが、産駒はゆとりのあるバランスで長めの距離が合うイメージの馬が多い。短めのつなぎで角張った体つきを見るとワンペースな感は否めないが、トモの強じんさがあり持久力があるのがこの馬の長所だろう。以前は体を細く見せていたので、体重を増やしているのも好感。
ウインマリリン美浦・手塚貴久 牝4
▲9月15日撮影
緩さが目立っていた昨秋とは大差ある仕上がり具合。今回の休養でさらにたくましさを増してきたのだが、太いところは一切なく牡馬顔負けの力強さ。肌の質感も非常に良く見せている。胸が深く心肺機能の高さで長丁場を走るが、背中のバランスからは2000m前後がピッタリだろう。パワーアップした走りを期待させる。