今開催の中山芝は後方からの馬の活躍が目立つ(c)netkeiba.com、撮影:橋本健
今開催の中山芝で、2000m以上(2歳戦を除く)は5レース行われた。最初のコーナーを5番手以内で通過した馬は未勝利。先行馬が止まりやすい馬場。
月曜に行われた10Rでは前半は後方から数えて2番手を追走していたパラダイスリーフが快勝。前半は離れた最後方を追走していたサトノフォースも好内容の4着に好走。
11Rのセントライト記念でも最初のコーナーを先行集団とは離れた二桁位置取りで通過したアサマノイタズラが単勝42倍の人気薄で勝利。最初のコーナーを2番手で追走した1番人気のタイトルホルダーは13着。3、4番手で追走した3番人気のグラティアスが9着。
先行した上位人気の実力馬が凡走。先行馬が止まりやすく、後方から届きやすい状況になっていた。
先週の中山は土曜午前中までの雨量が多く、徐々に乾いていくなかでの開催。月曜の段階では乾きが進んでおり、標準的な馬場コンディションだった。今週は週中、週末にかけても比較的良好な天気予報。乾いた状態で、月曜と似たような馬場コンディション、状況が想定される。後方待機馬を狙いたい。
今年初戦の金鯱賞は4着だったグローリーヴェイズ(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和
グローリーヴェイズの前走は香港のクイーンエリザベス2世カップ。スローペースのなか、後方位置取り。最後の伸びは際立っていたものの、脚を余してしまった。日本で走った近2走の金鯱賞とジャパンカップは先行していたが、長距離で良績があるように、前半はゆったり走らせた方が高いパフォーマンスを発揮できるタイプ。先週に近い馬場傾向で、前走と同じような形でレースを運べば好走できる。
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