中山芝は先週からCコース替わり。週中、週末にかけても降雨がなく、乾いた状態。標準的な馬場コンディションで行われた。

　1600m以下は若干内枠、内を通る馬に有利ではあったものの、顕著なトラックバイアスはない。

　1200mは3レース施行。1番人気馬が2勝、2着1回。実力馬は位置取りやコース取りを問わず、順当に力を発揮できていた。

　今週は台風の影響で木曜から金曜にかけて大雨も考えられる天気予報。土曜、日曜は晴れそうだが、雨量とその回復度合いをよむことは難しい。

　現時点では先週と大差なく、標準的な馬場コンディション。極端な偏りのない状況を想定。土曜のレースを確認したうえで、改めて馬場を見極めたい。

　ダノンスマッシュは昨年の秋以降、国内の1200mでは安定して高いパフォーマンスを発揮している。

　セントウルステークスはトラックバイアス「内有利・　」。内枠、内を通る馬に有利な状況で不利な大外枠。道中は外めを追走しながら、余力十分に抜け出して快勝。

　昨年のスプリンターズステークスはトラックバイアス「外有利・差し有利」。掲示板に載った5頭のうち、1着のグランアレグリア、10番人気3着のアウィルアウェイ、9番人気5着のクリノガウディーは5枠より外から二桁位置取りだった馬。外枠、後方位置取りが恵まれたレースだった。ダノンスマッシュは内枠から先行する厳しいトラックバイアスながらも2着に粘った競馬は強い。それを証明する形で次走の香港スプリントを勝った。



　高松宮記念はダノンスマッシュが苦手とする重い馬場。外枠が有利ではあったが、苦手とする重めの馬場コンディションで勝ちきったことに価値がある。

　3戦ともにトラックバイアス、もしくは馬場コンディションが不向きのなかでの好内容。

　今回は標準的な馬場コンディションが想定される。極端なトラックバイアスがない限りは好走確率は高い。

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