競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに毎日王冠出走予定馬の中から5頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
シュネルマイスター美浦・手塚貴久 牡3
▲9月29日撮影
緩く体が完成されていない中で春はNHKマイルCを制覇。ひと夏を越しての成長を楽しみにしていたのだが、キ甲が抜けて筋肉のパーツパーツにメリハリが出ている。背丈が伸びた分のバランスで背中は詰まった感じだが、以前よりもマイラー色が薄れていて、いい形での成長曲線を描いている。
ダノンキングリー美浦・萩原清 牡5
▲9月29日撮影
デビューから450キロ台で体重は推移しているのだが、筋肉に厚みが出てボリュームを増した安田記念で待望のGI制覇。重心の低い体形、太く短めの首だけにやはりベストはマイルだろうが、芝1800mでは3戦負けなしの実績。柔軟性のある筋肉をしていて、決め手を問われる競馬が大得意。良馬場ならば確実に追い込める。