レーティングを参考にして馬券を買うなら、どんな作戦が有効?
春のGIで実践していれば、なんと…
祝・秋のGIシリーズ開幕。それを前に、ふと思い立って、JRAが公表していた今年春の平地GIプレレーティング各レース上位3頭とその着順を調べてみました。
なんでそんな調べ事をしたかというと、レーティングを参考にして馬券を買うなら、どういう作戦がいいか、考えてみたかったからです。
では結果発表。以下は、各レースで上から3番目までの数値を付けられた馬を抽出したものです。桜花賞までは去年、皐月賞以降は今年に入ってからのレーティングを基にしました。
フェブラリーS=115
ワイドファラオ(14着)、114アルクトス(9着)、113サンライズノヴァ(11着)
高松宮記念=119
インディチャンプ(3着)、115ダノンスマッシュ(1着)、同ラウダシオン(14着)
大阪杯=124
コントレイル(3着)、121グランアレグリア(4着)、119サリオス(5着)
桜花賞=112
ソダシ(1着)、111サトノレイナス(2着)、109メイケイエール(18着)
皐月賞=113
エフフォーリア(1着)、112タイトルホルダー(2着)、同ラーゴム(13着)
天皇賞・春=116
ワールドプレミア(1着)、115アリストテレス(4着)、113ディープボンド(2着)
NHKマイルC=111
グレナディアガーズ(3着)、同バスラットレオン(競走中止)、110ホウオウアマゾン(9着)、同ルークズネスト(10着)
ヴィクトリアマイル=112
レシステンシア(6着)、110グランアレグリア(1着)、108デゼル(8着)
オークス=115
ソダシ(8着)、113ファインルージュ(11着)、112アカイトリノムスメ(2着)
日本ダービー=120
エフフォーリア(2着)、114サトノレイナス(5着)、同タイトルホルダー(6着)
安田記念=121
グランアレグリア(2着)、115インディチャンプ(4着)、同シュネルマイスター(3着)、同ラウダシオン(14着)
宝塚記念=118
レイパパレ(3着)、117クロノジェネシス(1着)、116アリストテレス(9着)、同キセキ(5着)
数字に見合う成績を収めたのが、当然ながらレーティング1位の馬。全12戦で13頭が、3勝2着2回3着4回という結果を残しました。
問題は、これを参考にどういう馬券を買っていればよかったか、ですよね。
それはズバリ、レーティング1位の馬を軸にして、3位までの馬に流すワイドです。もしも春のGI全12戦でそういう馬券を均等に買い続けていたら、何と、“元手”が約1.3倍になっていたのです!
もちろん、これは結果論。でもひょっとしたら、この“GI競走プレレーティング1位→2位3位ワイド流し作戦”(名前が長すぎますが)は、おもしろいことになるかもしれません。
なので、さっそく実践してみましょう(自力で当てる自信がない?)。まずはスプリンターズS。ここは、1位ダノンスマッシュ(117)から、2位ピクシーナイト、レシステンシア(ともに112)の2頭へ流します。
今回は堅すぎる馬券ですが、ひとまずここは小手調べ。まだまだ先は長いですからね。