今週末は菊花賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る阪神芝の長丁場はディープ系が特別に抜けている舞台
亀谷敬正のホームページで掲載している「スマート出馬表」(無料)では、全出走馬の血統を「独自に」系統分類しています。そして系統を分別、独立させる際に「先代の系統より独自の個性、能力があること」を基準としています。
たとえばサンデーサイレンスはヘイローの仔ですが、他のヘイローを父系に持つ種牡馬よりも「独特の個性、能力がある」と我々が判断したからこそヘイロー系から独立させてサンデー系としているわけです。
同様の基準で、サンデーサイレンス系から独立させているのが「ディープインパクト系」です。ディープインパクトは父サンデーとは異なる個性、能力を持った種牡馬です。ディープインパクトはケンタッキーダービーの舞台で父ほど走れないかもしれませんが、サンデーサイレンスは春の天皇賞でディープインパクトほど走ることはできないでしょう。
ここ3年ほどで、ディープの個性が、他のサンデー系よりも特別に抜けている舞台が阪神芝の長丁場です。
2019年以降、阪神芝3000m以上で行われた重賞は4レース。馬券対象馬12頭。うち半数以上の7頭がディープインパクト系。ディープ系で当日5人気以内に支持された7頭のうち6頭は馬券圏内に走っています。芝中距離以上でのディープインパクトの直線スピードは世界最高レベル。その突出した能力が存分に発揮されています。今年は菊花賞同様、阪神の長丁場で行われた天皇賞春も1-3着はディープ系でした。
ディープインパクト天国といえば、産駒が4連覇中のダービーも同じですが、阪神芝3000m以上の舞台はダービーとは異なるタイプの配合馬が走りやすくなります。ディープの血を持つ馬でも「欧州の血」が強調された馬が走りやすくなります。
一方でダービーは欧州色が強すぎる配合は合いません。ディープ産駒も欧州色が強すぎるとアンマッチとなる典型例に「欧州の最高級種牡馬サドラーズウェルズとディープインパクトを両方持つ馬は連対したことがない」ことも挙げられます。「ダービーにはベストマッチではないタイプのディープ系こそが菊花賞に向く」と定義するのは悪くないアプローチではないでしょうか。
今年の天皇賞を勝ったワールドプレミアは母父が欧州型。今年の凱旋門賞勝ち馬トルカータータッソ同様、スタミナ溢れるドイツ牝系。2着のディープボンドも母父は欧州型。母父父は凱旋門賞馬。いずれも春のクラシックに縁がありませんでした。
今年の菊花賞で父ディープ系はレッドジェネシス、セファーラジエル、ディープモンスター、ノースザワールド。いずれも、春のクラシック、ダービーで有利な能力の方向性とは異なる個性を持ったディープ系の産駒。ダービーとは違った形でディープ系の素晴らしさを示すことでしょう。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の菊花賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!