
アルテミスSで差し切り勝ちを収めたサークルオブライフ(撮影:武田明彦)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、阪神JFに繋がる2歳牝馬限定戦のアルテミスSを取りあげます。人気決着の天皇賞・秋の前日、波乱となった一戦を、はたしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、“高配当をワイドで仕留める男”シューヤ氏です。まずは7人気優勝のサークルオブライフを本命に推します。前走の未勝利戦勝ちを、「出負けして途中から捲る形で最後まで脚を持続させての完勝。そこまで緩い流れでもないところを捲っており、それでも余力十分の勝ちっぷりから昇級しても戦えそう」と評価したのです。さらに対抗には2人気2着のベルクレスタを指名。「前走は着差以上の完勝で、余力十分だった」と人気馬のジャッジも正確です。
そして馬券は、得意のワイド2点買い。◎→○のワイド14.6倍を7,000円と厚く的中し、10万円超の払戻金を獲得しました。予想結果は
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もうひとりは、「負けないオンナ」の異名をもつ山崎エリカさんです。おなじく本命はサークルオブライフでした。「出遅れのロス、捲り上げるロス、そして最後まで減速せず。多くの不利を能力でカバーしたレースぶりから、能力の天井はもっと上」との判断を下したのです。しかも、「3角から捲り上げ、4角では2番手まで上がっていく負担の大きい競馬」「直線に入っても脚が衰えず、ラスト2Fを12秒0-11秒9と加速しながらゴール」といった丁寧な説明も参考になります。
馬券は、サークルオブライフの複勝4.4倍を5,000円としっかり押さえつつ、馬連48.7倍も500円購入し、タブル的中となりました。予想結果は
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