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【アルゼンチン共和国杯予想】アルゼンチン共和国杯はディクタスとトニービン

  • 2021年11月05日(金) 19時00分
今週末はアルゼンチン共和国杯!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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基本原則はサンデー孫時代も引き継がれている


 単行本「亀谷敬正の競馬血統辞典」では20年以上続く血統原則が今もスライドできること。スライドできるからサンプルが少ない種牡馬の傾向も予測することができることを散々書きました。

「ディクタスとトニービンは同じレースで走りやすい」これは20年以上前から続く血統の格言ですが、東京芝2500mの舞台では20年以上前から続く傾向であり、現在もなお続いています。

 ディクタスとトニービンに共通するのは、本質はフランスの中距離血統であることに加え、東京に強いマイラーも出すこと。JRAの上位種牡馬は元を辿れば、欧州か米国からの輸入馬で作られている馬がほとんどですが、ディクタス、トニービンはどちらも米国要素は薄く、フランスのマイル〜中距離要素が高い馬です。

 今週末のアルゼンチン共和国杯が行われる東京芝2500mは、古くからディクタスかトニービンの血を持つ馬に相性の良いレース。

 トニービン産駒は9頭が馬券になり、複勝率は43%。ディクタスの仔サッカーボーイの産駒も5頭が馬券になり、複勝率は42%。2006年の目黒記念ではサッカーボーイ産駒のアイポッパーが2着。トニービン産駒のダディーズドリームが12人気で3着。2004年のアルゼンチン共和国杯はトニービン産駒のレニングラードが1着。3着はサッカーボーイ産駒のスーパージーン。

 この基本原則は、サンデー孫時代も引き継がれています。東京芝2500m重賞にて、最も多くの勝ち馬を出しているサンデー産駒の種牡馬はハーツクライ。同馬は母父トニービン。続いてステイゴールド。同馬は母父系がディクタス。

 今もなお、東京芝2500mはディクタスとトニービンの影響を受けた馬が走りやすい舞台なのです。

 オーソリティの父はオルフェーヴル。東京芝2500mに強かったディクタスの血を継ぐステイゴールドの産駒。昨年のアルゼンチン共和国杯もすでに勝利しているようにコース適性は証明済み。母系にシーザリオ。母ロザリンド。同配合の兄にエピファネイア。先週の天皇賞秋勝ち馬のエフフォーリアの父。今年の馬場も合いそうです。

 アンティシペイトは父がルーラーシップ。同馬の母父はトニービン。すでに19年の当レースも産駒のムイトオブリガードが優勝。

 母父はディープインパクト。今年のJRAの芝重賞は、母父リーディングもついにディープインパクト。ルーラーシップの代表産駒でジャパンカップを素晴らしいパフォーマンスで2着に走ったキセキも母父がディープインパクト。今年の青葉賞も同じ父と母父のワンダフルタウンが優勝しています。東京の芝長距離重賞向きの適性とスケールを併せ持つ可能性の高い配合。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のアルゼンチン共和国杯予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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