【エリザベス女王杯予想】府中牝馬S組2頭という事態だが
前走の着順よりも重視すべきは…
今年は前走府中牝馬S組が2頭のみ、しかも当時7着と16着の2頭。つまり府中牝馬Sで掲示板に載ってきた馬の出走はゼロという異常事態になった。
府中牝馬SがGIIになった2011年以降、同レースから来た馬は最低でも4頭おり(2020年と2014年)、この組が馬券に絡まなかったことは15年の1回しかない。
府中牝馬S掲示板組の出走が最も少なかったのは2013年の1頭。今年はこれを超える事態ということになる。
その2013年、唯一出走した府中牝馬S5着以内馬は4番人気1着から臨んだホエールキャプチャだったが、エリザベス女王杯では6着。代わりに、府中牝馬Sで1番人気を7着と裏切ったアロマティコが本番では5番人気で3着に入った。
他に「府中牝馬S掲示板組」が少なかったのは3頭だった年だが、これは過去10年で5回ある。うち2015年は先述の通り、府中牝馬Sで掲示板に載った載らないではなく同レースから来た馬が全滅。他に「掲示板組全滅」は2011年に1回ある。
このときは府中牝馬Sで1番人気14着だったアパパネがエリザベス女王杯で4番人気3着と復活し、2013年のアロマティコに似た形となっている。
過去10年の府中牝馬S組は勝ってきた馬が[1-2-1-5]で複勝率44.4%、1〜3着してきた馬だと[3-2-1-16]で複勝率27.3%。一方、府中牝馬Sで1番人気だった馬は[0-0-3-3]で勝ってはいないが複勝率50.0%。1〜3番人気だった馬は[3-1-3-10]で複勝率41.2%。アロマティコやアパパネからも分かるように、府中牝馬Sから来る馬については前走の着順よりも人気≒それまでの実績を重視したほうがよいのかもしれない。
今回あてはまるのは前走2番人気16着のデゼル。今回は人気落ちだろうが、まだ見限らずにおきたい。