▲初のアメリカ遠征で偉業を達成! BCを2回にわたり回顧します (撮影:桂伸也)
日本時間7日の早朝、アメリカから大変うれしいニュースが届きました。川田騎手騎乗のラヴズオンリーユーが、BCフィリー&メアターフを優勝。日本調教馬初のBC優勝という偉業を達成しました。
レース前のインタビューで「ラヴズオンリーユーなら、決して夢物語ではありません。責任を持って、しっかり勝ちに行く。それが僕の仕事だと思っています」と、強い気持ちを明かしていた川田騎手。
今回は掲載スケジュールを前倒しして、歴史的勝利の回顧を11日、12日の2日間にわたってお届けします。
※このインタビューは電話取材で実施しました
(取材・構成=不破由妃子)
幼い頃に見ていた映像そのものが目の前に…
──BCフィリー&メアターフ優勝、おめでとうございます!
川田 ありがとうございます。
──すごいことをやってのけましたね。帰国早々ではありますが、今月の『月刊 川田将雅』では、木曜、金曜と2日にわたってブリーダーズカップをじっくり振り返っていただこうと思っています。それにしても、金沢でJBCに参戦し(レディスクラシックとスプリントに騎乗して2戦2勝!)、そのまま渡米。強行スケジュールでしたね。
川田 JBCのあと、小松空港で羽田便を待っているときが一番しんどかった…(苦笑)。でも、機内でちょっと寝て、羽田に着いたときにはもう復活してました。
──1時間で復活(笑)。さて、初めてのアメリカ遠征にして、まさに鳥肌が立つような騎乗を見せてくれたわけですが、初めて尽くしのなか、渡米後の2日間でどんな準備をして、あの騎乗を実現させたのか。そこが一番知りたいです。