同舞台の朝日杯FSで優勝したグレナディアガーズに注目! (c)netkeiba.com
気温が徐々に低下し、今週末は晩秋らしい陽気になる見込みです。
過去10年では1〜2番人気がそれぞれ1勝と苦しむ中、配当妙味のある3〜5番人気が7勝を挙げています。
ここでは過去10年の気候成績などを中心に、注目馬を抽出していきます。
・過去10年の勝ち馬と人気の関係
・1番人気馬【1・2・2・5】
・2番人気馬【1・3・0・6】
・3番人気馬【2・4・0・4】
・4番人気馬【3・0・2・5】
・5番人気馬【2・0・2・6】
・6番人気馬【0・0・1・9】
・7番人気〜【1・1・3・112】
(過去10年の気候 涼:5回 暖:4回 寒:1回)
1番人気は連対率30%、複勝率50%と信頼度は高くない。
3〜5番人気が7勝を含む11連対と好成績を残している。
激走馬は過去10年で6頭。
〇注目ポイント
1.連対馬20頭中15頭が涼〜暖で2勝以上。
11年 5人気1着 エイシンアポロン[2・2・0・3]
11人気2着 フィフスペトル[3・2・1・5]
12年 4人気1着 サダムパテック[4・2・1・4]
1人気2着 グランプリボス[2・1・1・6]
13年 2人気1着 トーセンラー[2・1・2・4]
3人気2着 ダイワマッジョーレ[3・1・0・2]
14年 8人気1着 ダノンシャーク[2・3・4・7]
16年 3人気1着 ミッキーアイル[4・2・0・4]
2人気2着 イスラボニータ[5・1・4・3]
17年 2人気2着 エアスピネル[2・1・2・2]
18年 5人気1着 ステルヴィオ[3・1・0・1]
19年 3人気1着 インディチャンプ[2・0・2・1]
1人気2着 ダノンプレミアム[3・1・0・1]
20年 1人気1着 グランアレグリア[2・1・0・1]
3人気2着 インディチャンプ[4・0・2・2]
2.連対馬20頭中18頭が芝1600mの重賞で連対実績あり。そのうち、10頭が3〜5番人気。
11年 5人気1着 エイシンアポロン(11年 富士S 1着)
11人気2着 フィフスペトル(11年 京成杯オータムH 1着)
12年 1人気2着 グランプリボス(11年 NHKマイルC 1着)
13年 3人気2着 ダイワマッジョーレ(13年 東京新聞杯 2着)
14年 8人気1着 ダノンシャーク(13年 富士S 1着)
3人気2着 フィエロ(14年 読売マイラーズC 2着)
15年 4人気1着 モーリス(15年 安田記念 1着)
2人気2着 フィエロ(14年 マイルチャンピオンS 2着)
16年 3人気1着 ミッキーアイル(14年 NHKマイルC 1着)
2人気2着 イスラボニータ(16年 富士S 2着)
17年 4人気1着 ペルシアンナイト(17年 アーリントンC 1着)
2人気2着 エアスピネル(17年 富士S 1着)
18年 5人気1着 ステルヴィオ(17年 朝日杯フューチュリティS 2着)
3人気2着 ペルシアンナイト(17年 マイルチャンピオンS 1着)
19年 3人気1着 インディチャンプ(19年 安田記念 1着)
1人気2着 ダノンプレミアム(19年 読売マイラーズC 1着)
20年 1人気1着 グランアレグリア(20年 安田記念 1着)
3人気2着 インディチャンプ(19年 マイルチャンピオンS 1着)
3.連対馬20頭中11頭が前走重賞で連対。そのうち5頭が勝ち切っている。
11年 5人気1着 エイシンアポロン(11年 富士S 1着)
12年 1人気2着 グランプリボス(12年 スワンS 1着)
13年 3人気2着 ダイワマッジョーレ(13年 スワンS 2着)
15年 4人気1着 モーリス(15年 安田記念 1着)
2人気2着 フィエロ(15年 スワンS 2着)
16年 3人気1着 ミッキーアイル(16年 スプリンターズS 2着)
2人気2着 イスラボニータ(16年 富士S 2着)
17年 2人気2着 エアスピネル(17年 富士S 1着)
18年 5人気1着 ステルヴィオ(18年 毎日王冠 2着)
19年 1人気2着 ダノンプレミアム(19年 天皇賞(秋) 2着)
20年 1人気1着 グランアレグリア(20年 スプリンターズS 1着)
〇注目馬
・グレナディアガーズ
涼〜暖[1・1・0・0]と優秀。
同舞台の朝日杯フューチュリティSは7番人気1着。
・サリオス
6連対中4連対が涼〜暖。
一昨年、サウジアラビアRC、朝日杯フューチュリティSを連勝。
・サウンドキアラ
涼〜暖で4勝。
重賞3勝、前走スワンSは勝ち馬と0.1秒差の2着。
・ロータスランド
涼〜暖[4・3・0・1]と優秀。
2走前に関屋記念を快勝。
■プロフィール
三宅誠(みやけまこと)
季節馬の激走を体系だって明らかにした気象予報士。レース気温のデータベースを構築、データ分析によって穴馬を導き出すまったく新しい競馬理論。独自のデータを持つ強みを生かして、『競馬王』「激走判定リスト」で推奨馬の年間回収率100%超(14年度)を達成した。『競馬王』で連載中、公式ホームページは「競馬天気」。
独自データベースは馬場レベルを7分類、気候レベルを5分類。馬場:良(水少/水多)、稍重(水少/水多)、重(水少/水多)、不良。気候:寒、涼、暖、暑、酷暑。
「スポーツ気象」の分野でパイオニア的な存在、スポーツ中継で新しいコンテンツを生み出し、テレビ素材として幅広く浸透している。