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【ジャパンC予想】シャフリヤールの復活はいかに?

  • 2021年11月23日(火) 12時00分

前走が道悪だったという事情を考慮するか否か


 今週のジャパンカップで人気の1頭となるシャフリヤール。前走は1番人気を4着と裏切ったが、似たパターンの馬はその次走のGIでどの程度走ってきたのだろうか?

 まずは単純に「芝GIIで1番人気・4着以下だった馬」がその次走でGIに出走したケース。2011年以降のGIIを起点にすると、成績は[2-2-5-52]だ。

 えっ、そんなに悪いの!? と思った方も多いだろう。筆者もそう思った。回収率も単33%・複46%でかなり低い。

 ただこれは、GIIの1番人気時に10着以下になったようなケースも含んでいるし、シャフリヤールの場合は前走が道悪だったという事情がある。そのあたりを考慮するとどうなるか。

 起点となるレースをGIIの4、5着馬に限定すると
→[0-2-3-21] 回収率は単0%・複55%

 起点となるレースをGIIの重不良に限定すると(該当例11例のみ)
→[1-0-1-4] 回収率は単206%・複96%(サトノアラジンが安田記念で7番人気1着)

 道悪のせいにすればある程度安心感は得られるような気はする。ただそれでもGIIでの人気を裏切った馬の次走全体を見るとちょっと不安だ。前走の馬場問題だけでなく今回はダービー優勝のコースに戻るわけだから切るようなことはできないが、個人的にはヒモに回して様子を見ようかと考えている。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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