
▲「ホントに競馬は何が起こるかわからない」 (C)netkeiba.com
今週もユーザー質問をお届けします! まずは欧米と日本の競馬について。「スピードが全然違うから、落ちたときのケガも違う」と明かします。2つ目はミルコ騎手も大好きだという温泉の話題。JBCで金沢を訪れたときも楽しみにしていたそうです。
(取材・構成=森カオル)
Q.「欧米の競馬を観ていると、馬群が日本より詰まっているように見えます。でも、落馬事故をあんまり見たことがないです。ミルコ騎手の落馬も見たことがないですが、馬群が詰まっていても落馬しない感覚ってあるんですか?」(ジャックさん)
ミルコ ヨーロッパの競馬は確かに狭くて、密集していることも多いけど、そのぶんペースが遅いですね。日本の競馬とはスピードが全然違うから、落ちたときのケガも違うし。もちろん、密集しているなかで前のほうを走っている馬が転べば、後ろはみんな巻き込まれてしまうけど、質問にもあるように、そういう事故は少ないですね。
──外国人ジョッキーは体幹がしっかりしていてブレないから、馬と接触しても落馬しづらいという説を聞いたことがあります。
ミルコ 人それぞれだと思うけど、少しぶつかったくらいではブレないかもしれない。でも、日本もそれほど事故が多いとは思わないけどな。ヨーロッパとは確かに全然違う競馬だけど、どっちのほうが落馬が多いとか、どっちのほうがケガをしやすいとか、そういうのは感じないですね。競馬が危ないのは、どこの国で乗っても一緒です。
──質問にもありますが、そもそもミルコ騎手は落馬が少ないですよね。
ミルコ 最後に大きいケガをしたのは、2005年の11月、ジャパンCの前日だったと思います(2005年11月26日・東京3R)。前にも話したけど、それでジャパンCのコスモバルクに乗れなくなってしまった(急きょボニヤ騎手に乗り替わり)。
──もう15年以上前ですね。長期間お休みするようなケガはそれっきり?