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【朝日杯FS】ドウデュース 末脚を生かせる舞台で輝く! #NFしがらき直行便

  • 2021年12月16日(木) 18時00分
GIドキュメント

デビュー2連勝でGIへ挑むドウデュース(撮影:小金井邦祥)


ノーザンファームしがらきが管理をサポートする有力馬について、松本康宏場長にお話をうかがう当コーナー。今回は、2歳マイル王決定戦・朝日杯FSに出走予定のドウデュースについてインタビューしました。

(取材・文=netkeiba編集部)

朝日杯を選択した理由は…


──前走(アイビーS)を振り返ってみて、いかがですか?

松本 スタートも決まって、先行争いのなかで多少行きたがるそぶりは見せていましたけど、すぐにおさまるようなかたちで。終いもしっかりと末脚を伸ばしていましたし、直線も半ばまでほぼ持ったままの状態でしたね。

 ムチを入れなくても非常に良いアクションをしていましたし、ムチを入れて追われてからも、しっかり伸びていたので、非常に楽しみだなという印象を受けました。

──ドウデュースはどんな性格ですか?

松本 デビュー前、しがらきに来た当時は、大人しくて扱いやすくて、非常に乗りやすい馬でした。血統馬なので、馬っぷりはすごく良かったんですけど、特にすごく目立つというところもなく…。ただ、乗っているスタッフに聞くと、競馬を使うたびにハミ掛かりがよくなってきて、一生懸命走るところが出てきていると。

 当初は距離が長いイメージがあったんですけど、短いところも対応できるようになってきたのかなと思います。

──前向きな気性を考慮して、朝日杯に向かうことを決めたのですか?

松本 それに関しては、僕が聞いたころにはもう決まっていまして。友道調教師と、武豊騎手とで相談して決めたみたいなんですけど、広いコースというのもひとつの理由かなと思います。末脚もしっかりありますので、阪神1600mの外回りの方が、比較的小回りな中山2000mよりもドウデュースにとっては競馬がしやすいという判断だったのかなと思います。

──ここ2走は馬群の外を追走する形でしたが、馬群に入れても問題はなさそうですか?

松本 それはやってみないとわからないですが、名手・武豊騎手が乗るのでうまく捌いて折り合いもつけてこれるのかなと思っています。

GIドキュメント

武豊騎手の手綱捌きにも注目したい(C)netkeiba.com


──朝日杯は武豊騎手がまだ勝っていないレースです。

松本 特にキーファーズさんは武豊騎手と懇意にされているオーナーさんですし、ぜひうちの馬で、そのコンビで優勝するところをみてみたいなという気持ちはあります。

──朝日杯への意気込みをお願いします。

松本 さきほど言ったように、キーファーズさんと武豊騎手のコンビというのもすごく楽しみですし、しがらきの厩舎でも、厩舎長がデビューから携わった有力馬でGIに出走できるのが初めてで、厩舎長も非常にたのしみにしているので、ドウデュースが勝って、一生懸命頑張っている厩舎長が喜ぶところがみたいなと思っています。


(文中敬称略)

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