競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに中山金杯出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
シャムロックヒル栗東・佐々木晶三 牝5
▲12月22日撮影
10キロ増だったエリザベス女王杯同様に体のラインにメリハリがなく、冬場は少し厚ぼったく無駄肉を残す傾向か。ただ湿った質感でこの時期の牝馬としては上々の毛づや。体調面の不安はなさそうだ。姉のサラスやセラピア同様に重厚でいかにもパワーのありそうな肉質をしていて、荒れた馬場や道悪は合っていそうなイメージ。
トーセンスーリヤ美浦・小野次郎 牡7
▲12月23日撮影
状態のピークが夏の函館記念。秋の天皇賞当時は少し物足りなさを感じさせたが、じっくりと立て直していい時の気配が戻ってきた様子。筋肉が盛り上がり、この馬のいいところでもある栗毛できれいな肌質。しっかりと地面をつかんだ力強い立ち姿で、軸のブレが一切ない。GIII戦で得意の中山コースならばやはり主力級の評価。
ヒートオンビート栗東・友道康夫 牡5
▲12月22日撮影
脚が長く体高がありデビューから全て2000m以上の距離に出走。