昨年のAJCCはアリストテレスが優勝(c)netkeiba.com
今年は例年以上に寒い日が続いていますが、週末も厳しい寒さとなりそうです。
ここでは過去10年の気候成績などを中心に、激走注目馬を抽出していきます。
・過去10年の人気別成績
・1番人気馬【3・3・0・4】
・2番人気馬【3・1・2・4】
・3番人気馬【1・2・1・6】
・4番人気馬【1・0・2・7】
・5番人気馬【0・2・1・7】
・6番人気馬【0・0・2・8】
・7番人気〜【2・2・2・74】
(過去10年の気候 寒:8回 涼:2回)
1番人気は3勝を含む連対率60%。直近5年は【2・3・0・0】と優秀。
激走馬は過去10年で8頭。うち7頭が6〜8番人気。
〇注目ポイント
1・激走馬8頭中4頭が寒の中山で勝利実績あり。内3頭が重賞での実績。
14年 6人気3着 フェイムゲーム(13年 京成杯 7人気1着)
18年 8人気3着 マイネルミラノ(14年 美浦S 1人気1着)
19年 7人気1着 シャケトラ(17年 日経賞 4人気1着)
21年 6人気3着 ラストドラフト(19年 京成杯 4人気 1着)
2・激走馬8頭中4頭が6〜8歳。
14年 11人気2着 サクラアルディート 牡6
15年 7人気2着 ミトラ セ7
18年 8人気3着 マイネルミラノ 牡8
19年 7人気1着 シャケトラ 牡6
※1〜2番人気で連対に入った10頭中6頭が4歳。
12年 2人気2着 ナカヤマナイト 牡4
17年 1人気2着 ゼーヴィント 牡4
18年 2人気1着 ダンビュライト 牡4
1人気2着 ミッキースワロー 牡4
19年 1人気2着 フィエールマン 牡4
21年 1人気1着 アリストテレス 牡4
3・激走馬8頭中5頭が4コーナーを1〜3番手+馬体重484〜522kg。
8頭中3頭が4コーナーを8〜9番手+馬体重448〜462kg。
体重 通過順
14年 11人気2着 サクラアルディート 484 7-7-5-2
15年 7人気2着 ミトラ 508 2-2-2-2
17年 7人気1着 タンタアレグリア 488 8-9-6-3
18年 8人気3着 マイネルミラノ 498 1-1-1-1
19年 7人気1着 シャケトラ 522 4-5-4-3
14年 6人気3着 フェイムゲーム 454 12-10-8-8
16年 7人気3着 ショウナンバッハ 448 11-11-12-9
21年 6人気3着 ラストドラフト 462 9-11-9-8
〇激走注目馬
・ダンビュライト(セ8)
18年の同レース勝ち馬。
寒[2・0・1・0]と優秀。
・スマイル(牡6)
前走迎春Sは先行して4番人気1着(馬体重540kg)。
寒の中山芝2200m[2・0・1・1]掲示板外なし。
・ラストドラフト(牡6)
このレース2年連続3着(馬体重464-462kg)。
いずれも4コーナーを8番手から。
■プロフィール
三宅誠(みやけまこと)
季節馬の激走を体系だって明らかにした気象予報士。レース気温のデータベースを構築、データ分析によって穴馬を導き出すまったく新しい競馬理論。独自のデータを持つ強みを生かして、『競馬王』「激走判定リスト」で推奨馬の年間回収率100%超(14年度)を達成した。『競馬王』で連載中、公式ホームページは「競馬天気」。
独自データベースは馬場レベルを7分類、気候レベルを5分類。馬場:良(水少/水多)、稍重(水少/水多)、重(水少/水多)、不良。気候:寒、涼、暖、暑、酷暑。
「スポーツ気象」の分野でパイオニア的な存在、スポーツ中継で新しいコンテンツを生み出し、テレビ素材として幅広く浸透している。