今回の「VOICE」は特別企画、Q&Aコーナー!(撮影:福井麻衣子)
今回は特別企画として、ファンの皆様からいただいた質問にお答えします。この質問は「川田騎手2022年オリジナルカレンダープレゼント企画」の際に募集したものです(※応募期間は終了しています)。
非常にたくさんの質問をいただきまして、限りのある中ではありますが、川田騎手には出来るだけたくさんの質問に答えていただきました。今週はPart1をお届けします。
(取材・構成=不破由妃子)
【Q1】ストレス解消法を教えてください。
川田 最近はアウトドアです。バーベキューをしたり、焚火をしたり、DIYをしたり。今は庭遊びが多いですね。
──お子さんと一緒に?
川田 バーベキューであれば、作るのは好きなので、僕が作って子供たちに食べさせたりはしますけど、基本的には僕自身が楽しいからやってます。コロナ禍になって外には行きづらい、じゃあ自宅で遊ぼうということで、家でいろいろやってます。
【Q2】体重を保つ秘訣は? たとえば49キロ〜52キロの馬に乗るとき、体重管理はきついですか?
川田 この十数年、基本的に週末はずっと同じ体重です。好きなものを好きなときに好きなだけ自分の体に与えていると、自然とその体重になります。
──羨ましすぎる! その一定の体重というのは?
川田 僕がレースに乗るときの体重は、常に51.6キロです。レースに乗る格好をして、検量室のはかりに乗り、微調整して51.6キロにする。それはもう十数年間、変わりません。その51.6キロに合わせて馬具も用意しています。
──そういえば昔、減量するどころか、放っておくと体重が減っていってしまうと話していたような。
川田 昔はそうでした。若い頃は今より競馬での消耗が激しかったので、普通に食べているだけではカロリーが足りなくて。だから、たとえば土曜日の夜などは晩ごはんを2回食べて、なんとか体重を保っているような時代もありました。今は体の使い方も変わり、効率がよくなったぶんそこまで消費していないので、基本的に晩ごはんは1回ですけどね。
──つまり、意識的に食事を減らしたり、体重を落とすという意味での体重管理はしたことがないと。
川田 ほとんど常に一定ですからね。ただ、52キロに乗るときは、さすがに減らさないといけない。とはいえ直前に落とすわけではなく、1週間かけて少しずつ調整して、その週末に備えるという感じです。
それ以前に、夏場の牝馬は別として、突発的な52キロはほとんど乗らないし、乗れないですね。なぜなら、ナチュラルではない僕で乗ることによって、その馬以外の依頼に影響が出てしまうから。いつもの僕を求めて依頼をくださるなかで、いつも通りじゃない僕が乗ることは不誠実だと感じてまして。
ハンデ戦で急に52キロに乗れるかといったら、体重的にはクリアできたとしても、それ以外の騎乗馬のことを考えると“乗らない”という判断をします。52キロでどうしても乗らないといけない馬がいるときは、申し訳ないけど今日は許してくださいと思ってます。
「いつもの僕を求めて依頼をくださるなかで、いつも通りじゃない僕が乗ることは不誠実だと…」(撮影:福井麻衣子)
【Q3】自分を信じてブレない強さはどこからきていますか?